1996年 凝和路
1996年 凝和路
凝和路のほぼ同じ位置から振り返った画像二枚。地味過ぎる服を着た人達が多い1996年の旧城内の中で、薄いベージュのジャケットと白いパンツ姿の男と黒いワンピースを着て男にへばりついている女の姿に思わずシャッターを押してしまった。この頃は、まだ紺色やグレーの人民服を着た人も多く服は着れれば良いという考え方の人がほとんど。外に干してある洗濯物を見てもそれがすぐにわかる。
1996年当時、日本人がナメクジのような形のカメラ(Noblex)を持ち、しかもレンズが表から見えなくシャッターを押すとレンズが回転するので相当不審がられた。時々20人ほどの住民に取り囲まれた事もあったが、英語を話せる人が一人や二人必ずいたので目的を説明すると納得してもらえた。住民に聞くと自分の家の再開発がいつ始まるのかを心配していて、私の見たこともないカメラを見て役人が来たのかと思ったらしい。
Noblex135U