上海では日本語を話せる人も多いが、一般の人が知っている日本語といえば「コニチワ」「アリアト」「メシメシ」「バカヤロ」「サヨナラ」などがある。そして、普段は誰も言わないが誰でも知っている日本語に「雅蔑蝶」という言葉がある。これは、「やめて」の当字。中国語の発音は「ya mie die」だ。 中国語で「やめて」を直訳すると「不要」だが、これだと本来のやめての意味としては不合格。この「やめて」の発信元はといえばやはり日本のAVなのだが、かなり日本のAVの中のセリフに「雅蔑蝶」が使われている証拠だろう。でないと、覚えられる訳がない。下の画像は百度で検索すると出てきたもの。画像の右には蝶の絵が掲載されているが、こんな蝶は存在せず架空の蝶だ。
1970年に大ヒットし日本レコード大賞新人賞を受賞した辺見マリの「経験」という歌の歌詞は、「やめて」で始まる。1970年の事なので当然私が童貞だった頃。当時この歌を聞いてなんだかドキドキした記憶が何となく今でも残っている。知らない人は、you Tyube「経験 辺見マリ」で楽しめる。中国でこの歌を知っている人はほとんどいないので、教えてあげれば流行るかもね。
蔑の字に虫がついているが、有っても無くても良いみたい
日本のAVは中国では大人の教科書のような存在なので、おそらく「やめて」という日本語は数億人の中国人が知っていると思って良い。もちろん日本語学校ではけっして習わない日本語だろうが、中国はおおらかな国なので、もしかしたら数十年後は定着した日本語になり試験に出るかもしれないよ。暇な人は百度http://www.baidu.comで「雅蔑蝶」と入れて画像検索してみて。
☆この「雅蔑蝶」という名の店が、岡山の田町あたりにあってもおかしくないと思うのは私だけだろうか?もしも、あったとしたら看板の色は多分ドギツイ紫色。岡山のくろちゃん、どう思う?
知っておいて損はない中国語講座でした。