宿の入口
朽ち果てそうな家並みが続く路地をしばらく歩くと宿の入口に到着。この宿は清時代の古い民家を改装した宿で、使える部分は当時のまま残しているそうだ。
この右側にフロントがある
中庭には茶を飲める茶台があり誰でも自由に使える。茶葉はもちろん鳳凰単叢だ。
宿の一番奥にも茶台が
蚊帳のあるベット
この宿の人に聞くと、私が日本人客第一号だったようで珍しがられた。この宿は料金も安い(約4000円)ので、私達がチェックアウトする翌日からは満室になっているそうだ。もし泊まるなら、この地域の春頃は雨が多く湿度が高いので、一階より二階の方が快適そう。ただし、70度くらいの急な階段を上がるのはちょっとしんどい。
宿の隣家は昔のままの状態
後で気がついたのだが、この城内の古い建物のほとんどに共通しているのが、家の入口が極端に狭く幾重もの門があり一番奥に住居があるのは、外敵からの侵入に備える為に設計されたとしか思えない。大昔は倭寇がこの付近でも暴れていたと聞いている。
この潮州では、年齢層の高い人には中国語の普通語がまったく通用しない。ここは広東省なので広東語が使えるかというと広東語でもないのだ。例えば日本は普通語ではriben(リーベン)だが、ここ潮州ではjipan(ジッパン)と言う。そして、ここから数十キロ離れるとまた言葉が違うのだ。
☆四枚目と最後の画像はCanonFD50mm f1.8+補正レンズ付アダプター使用 α7Ⅱ それ以外はフジのXレンズ。