海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

地下鉄で宝山路で下車し溧陽路を目指す

2015-03-09 | 写真日記

宝山路の駅から

 

一昨日、前世紀から親しくしている上海人の女将に、日本の目薬を渡しに溧陽路まで向かった。虹橋路駅から地下鉄3号線の宝山路駅で下車。その構内からは鉄道の電車置き場が見える。いつものように宝山路の中古家電屋を冷やかしながら徒歩で四川路を魯迅公園方向に向かった。

 

何をやっても撤退するモール

地の利が悪いのかどんな店が出来ても必ず撤退すると言われている小さめなモールが、四川路と溧陽路の交差点付近にある。一昨日見ると化粧品などを売っているwatsonsが撤退し内装を解体中。昔はこのモール内に、吉野家やアメリカのステーキチェーン店やユニクロなども店を出していたのだが、すべて撤退し残っているのはピザハットのみ。

 

一階のフロアー

 

久しぶりにこのミニモールの中に入って見ると、フィギアなどを売るミニショップが数件のみ営業していたが、ほとんどの店は鍵がかかっていたり撤退したりで人影もほとんど無し。

この虹口区の魯迅公園付近は、かつての共同租界の中でも特に日本人が多く住んでいた場所で、日本租界と呼ばれていた時代があった。私も前世紀に作品撮影で上海に通っていた時は、この付近のホテルを定宿にしていたので思い出深い場所なのだが、万博前の開発でも遅れをとり他の場所より開発があまり進まなかったので、今でも比較的古い町並みもまだ残っている。ただ、ビジネス面ではあまり良い話を聞かないのがこの近辺なので、入って見てみたい店がほとんどないのが現状。来年は今住んでいるアパートも絶対に値上がりするし、ちょっと引きこもりに適した虹口区に引っ越してもよいのかなとも思っている。

コメント (2)
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