海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

Hektor135mmf4.5開放でテスト撮影

2015-03-25 | 新博物図鑑 オールドレンズ

Hektor135mm f4.5

 

昨日近所の小さな花市場に行き、テスト撮影用の花を一つ買ってきた。この撮影に使ったレンズは市場でもまったく人気がないライカヘクトール135mm f4.5+OTRPO(接写リング)+ビゾアダプターを使いレンズ開放で撮影。半逆光の太陽光のみで撮影したのだが、トーンの滑らかさやピントが合った部分からのボケ足など、文句のつけようがない。こんな時に通常なら手前から白レフでシャドウ部をおこすのだが、そんな物も必要無いくらいやわらかい描写。ただ気をつけなければならないのは、古いレンズだけにハレーションに弱い。なので、このレンズを使いこなすには異常に長いくらいのフードを自作して取り付ける事。

現代のレンズはレンズコーティング技術も良くなり、太陽に向けてもハレーションが出にくいレンズや、コントラストが高くトーンが出ないレンズが多い。フィルムから写真を始めて暗室を経験した事のある人はある程度理解していると思うが、現代のレンズが本当に良いレンズなのかは私には疑問。

という事で、SONYのα7Ⅱを先月から使っているのだが、純正のレンズはおそらくずっと買わないだろうな。現在私の手元に残っているレンズで現代のレンズは、FujiXシリーズのレンズとRicohのレンズのみ。

このヘクトール135mm f4.5は、焦点距離が長いのでライカのカメラでは使い勝手が悪いのだろうな。なので、今まで使っている人を見た事ないし持っていても使ってない人の方が多いのかもしれない。

☆ヘクトールの過去記事は、コレ

α7Ⅱ Hektor 135mm f4.5 (1945年製)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする