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海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

外付けファインダーを135mmから100mmに変更

2024-09-19 | GFX+オールドレンズ

135mmファインダーから100mmファインダーに変更

 

私のGFX50SIIは、1x1と65x24がメインフォーマットで、50mmよりワイドがメイン。という事で、50mm以下の焦点距離なら目視で画角がだいたい読める。ただ、前世紀から望遠レンズはズームに頼ってきたので、長玉の画角が読めないのだ。つまり、今立っている位置から長玉の画角が読みきれてないという事ね。そんな意味もありGFX50SIIのアクセサリーシューには、ずっと135mmのファインダーをつけて画角を確認していたが、先週から望遠の常用焦点距離に近いCanonの100mmに変更。

昔は35mmフィルムカメラを買うと50mmが常用だったが、その後に標準ズームが当たり前の時代に。ズームレンズで写真を始めた人の写真は、立った位置でズームリングを回して画角を決めている事が写った写真からだいたい分かる。これが良いか悪いか私にはどうでもよいが、使いたい焦点距離を決めて自分の体で移動し画角を決める事を覚えた方が写真は上達すると思うけどね。

☆この美品クラスの外付けファインダーは、オークションで2000円という激安だった。今時こんなファインダーなんて、普通は使わんもんね。

 

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GFXと横浜で街歩き

2024-09-17 | GFX+オールドレンズ

GFX50SII+Elmar50mm f2.8 (f5.6で撮影)

 

 

GFX50SII+Ultron28mm f2 (f4で撮影 左側は額のガラスの写り込み)

 

 

GFX50SII+Nokton40mm f1.4

 

 

GFX50SII+Nokton40mm f1.4((f4で撮影)

 

 

GFX50SII+Elmar50mmf2.8(f4で撮影)

 

 

久しぶりに横浜へ。横浜中華街を横目に見ながら目指すは横浜開港資料館(旧英国総領事館)だったが、ちょっとがっかり。そして、入館者は休日にもかかわらず異常に少な過ぎて唖然。上海でのコロナ禍だったと記憶しているが、横浜と上海との関係展示がこの資料館であったと記憶があり行ったのだが、ほとんど私が知っている事ばかりで新しい発見は皆無。この横浜開港資料館より数倍良かったのは、近くにある横浜開港記念開館→コレ。ここは岡倉天心が生まれた場所の横でもあり、彼が英語で海外に向けて書いた本「茶の本」は私の愛読書の一冊(kindleで無料)。この記念会館は市民の寄付によって1917年に建てられた素晴らしい建築で、現在は市民に開放されている。横浜開港資料館と違って開館内は撮影自由。館内を見ていると、上海租界時代の建築の中にいると錯覚してしまう。

この日の機材は、Elmar 50mm f2.8とNokton 40mm f1.4とUltron 28mm f2で、カメラはGFX50SIIのみ。全てのレンズは、GFXの44x33センサーを完全カバーしないが、Ultron28mm f2で撮った二枚目のカットは周辺が暗く落ちているのでケラレが目立たない。このカットの画面の左側は、右の窓の写り込み。

この日、あらためて良いレンズだなと思ったのは、Nokton Classic 40mm f1.4だ。このレンズ、開放から絞るにつれて描写が変わりとても良い描写をしてくれる。このレンズ、もちろんGFXの44x33センサーをカバーしないが、GFXの1x1や65x24フォーマットで使う場合のワイドレンズとしては理想的な描写のレンズ。幽玄という理念は日本文化の基になっているが、元は中国から伝わったもの。Nokton Classic 40mm f1.4の描写は、欧米人が理解出来ない東洋思想の幽玄を表現出来る描写の現行販売中のレンズかもね。次の成都プロジェクトでは、絶対に外せないレンズの一本。

☆幽玄を映像で表現した代表映画は、溝口健二監督とキャメラマン宮川一夫とのコンビで生まれた雨月物語かもね。

 

 

Elmar 50mmf2.8(GFX44x33センサー f5.6で撮影)

 

Elmar50mmf2.8(44x33の画像と同じカットGFX33x33で)

 

横浜の赤レンガ倉庫街にも行ったが人多すぎだったので、一号館で少し涼んで即退散。この赤レンガ倉庫の壁は、レンズのテスト用チャートとして使える事を発見。

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スマートグラスケースをレンズケースに

2024-09-15 | GFX+オールドレンズ

ライカMマウントレンズに最適なスマートグラスケース 

 

カメラバックに使いたいバックがないので、普段は小さな市販のバックを使っている。でも、それに合う中仕切りが無いので、レンズを入れる場合はちょっと面倒。という事で、子供用靴下にレンズを入れてバックの中に入れていたが、ライカM用レンズに限りスマートグラスケースを使う事に。

Elmar50mm f2.8はフード付きで、Ultron28mmとNokton40mmとColor-Skopar21mmの3本は、あえてフードを使ってないのでピッタリ収まる。スマートグラス用ケースなので、ケース中心の鼻当て部分が盛り上がっていて、レンズを2本入れても収まりが良い。このケースはAmazonで買ったのだが、左の赤いケースの方が少しサイズが大きいので使いやすいかもね。また、小さい方は中蓋をカットするとちょうど良い。これで、ざっくり市販のバックにレンズを入れる事が出来る。

☆これらライカMマウント用レンズは、すべてGFX用として使っている。44x33センサーではケラレが発生するが、私のGFXは1x1と65x24がメインフォーマットなので問題なし。

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Elmarit 90mm f2.8とGFX50SII

2024-08-28 | GFX+オールドレンズ

Elmarit90mm f2.8+16464K+MRリング+R-GFX

 

台風接近中

 

台風翌日

 

世間では人気がないライカM用のElmarit 90mm f2.8(初期型)は、前玉が外れるのでビゾ用ヘリコイドを使いGFX専用として使っている。この90mmはGFXの44x33センサーで使うと約72mm(35mm換算)になるのでとても使いやすい焦点距離になる。フィルム時代にはSummicron 90mm f2の前玉をビゾアダプターを経由いてライカM6で使っていたが、総重量があまりにも重過ぎるのでやめてしまった経緯がある。

このM用Elmarit 90mm f2.8(初期型)より、その後のTele-Elmaritの方が良いと言われているのはピントが合った面の解像度が若干よくなったのと、全長が短くなったからだろう。M型ライカ以外で90mmを使うなら、私はこの初期型Elmarit 90mm f2.8の方をお勧めする。あっ、それと同じ90mmならElmar90mm f4もお勧め。

 

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Elmar50mm f2.8とGFX50SII

2024-08-26 | GFX+オールドレンズ

Elmar 50mm f2.8

 

 

Elmar 50mm f2.8+GFX50SII 開放画像

 

 

f2.8 GFX50SII 44x33

 

 

f4 GFX50SII 44x33

 

 

f5.6 GFX50SII 44x33

 

 

f8 GFX50SII 44x33

 

Elmar 50mm f2.8をGFXの44x33センサーで使うと周辺光量落ちがあるが、f4半くらいまでなら補正可能。それ以上絞ると完全にケラレている事がわかる。これは、このレンズの絞りの位置と鏡胴の細さが影響している。ただ、私はGFXを使う時は1x1と65x24がスタンダードフォーマットなので問題ない。このレンズは旧型のf3.5より半絞り明るくなったが、当時はズミクロンの人気が高すぎて影に隠れてしまった存在。現在もエルマー50mm f2.8は、ライカレンズの中でもイマイチ人気がないのは線の描写がやや太めだからかも知れないな。ただ、中間調からシャドウ部にかけての描写は素晴らしいものがある。同じ焦点距離のシャープ過ぎるズミクロン50mmより、私はこのエルマー50mmの描写の方が好き。

☆LeicaのM型を使っているならMマウントしか選択肢がないが、他社製のボディを使っている人はLeicaのR用ズミクロン50mmを使った方が性能は良いと思う。そして、R用のズミクロン50mm(後期型)はGFXで使ってもケラレが発生しないのだが、R用のズミクロンって意外と人気がない。私もこのレンズを一本持っているが、あまりにもシャープで優秀過ぎるので出番がほとんどない状態。

 

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