横浜市中央区日本大通りに聳える「神奈川県庁本庁舎」は「キングの塔」の愛称で親しまれている。昭和3年(1928)に建造、関東大震災で焼けた「県庁本庁舎」に代わる4代目の庁舎で知事が執務する現役の庁舎としては「大阪府庁本館」に次いで全国で2番目に古い建物である。軒高22.6m、塔高48.6m、5階建て地下1階。日本趣を味取り入れた洋風建築で1920年代から1930年代頃に流行した「アール・デコ様式」の装飾が各所に施されている。文字通り横浜のシンボル的存在であり横浜三塔の一つ「キングの塔」と呼ばれ、平成8年には国の有形文化財に登録された。「知事室」、「旧貴賓室」と「旧議場(大会議場)」、5階の「本庁舎歴史展示室」、そして「屋上」には「キングの塔」を間近に見ることができる。外観は表面に溝を刻んだスクラッチタイルと独自の幾何学的な装飾模様が特色のライト様式が醸し出す風格のある建物は日本様式と洋風建築が融合した荘厳さと重厚の中にモダンさを持ち合わせている建造物である。(2304)





