太田道灌より与えられた守護仏「平尾山東光寺」

横浜市神奈川区東神奈川に金蔵院の末、真言宗智山派寺院「平尾山東光寺」は鎮座している。小机城で「太田道灌」と戦って敗れた神奈川付近の所在武士団の首領であり小田原北条氏の家臣であるった「平尾内膳」が道灌(1432-1486)の守護仏賜り当寺を草創(創建)と伝わる。本尊は藥師如來である。文化9年の地震により堂宇全て破壊するも、文政・天保の頃は住僧もなく、殆ど廃寺同様であつた。ついで明治元年宿中の大火に類燒、明治34に再興した。同40年に台風で山門が倒潰、大正12年の関東大震災時に庫裡また倒潰、第二次世界大戦、米軍による接収など、災難を乗り越え昭和34年に再建、現在に至る。JRと京急の東神奈川駅近くの住宅街の一画構えられている山門=寺号標より入山すると境内正面に鉄筋コンクリート造りの「本堂」、右に庫裏がある。また手入れの行き届いた境内には「不動堂」と「薬師堂」がある。当寺は寅歳武南十二薬師如来霊場11番、東国八十八ヵ所霊場19番である。(2304)
　
　
　
　
　

「第45回 よこはま花と緑のスプリングフェア」開催中

今月4/7より5/7まで「第45回よこはま花と緑のスプリングフェア2023」が開催されている。横浜公園には70品種、約14万本のチューリップが植えられていて満開時には多くの人が訪れる神奈川のチューリップの名所で人気の観光スポット。既にチューリ8割は落花しピークを過ぎているが残りの遅咲きと思われる種が十数列ターバン花姿を披露中である。「山下公園」ではこの時期の名物「60回 花壇展」開催されている。21組の造園、園芸に関連する会社、組合、団体が参加した。横浜緑地株式会社が横浜市会議長賞　市民賞、赤坂造園有限会社が公益財団法人国際園芸博覧会協会賞、横浜農業協同組合が横浜市環境創造局長賞、株式会社みやした園芸が神奈川新聞社賞、大光造園建設株式会社が公益財団法人 横浜市緑の協会理事長賞、株式会社田澤園が横浜市長賞の受賞が決定した。どれもいろんな花を使い趣向を凝らしつくりで、バックの横浜港&海とバランスが素晴らしい力作ばかりであった。(2304)
　
　
　
　
　
　

天空楼閣を感じさせる「瑠璃光山三宝寺」

横浜市神奈川区台町に浄土宗寺院「瑠璃光山三宝寺」は鎮座している。江戸時代以前から存在する歴史ある寺院であり嘆誉和尚(慶長2年1597年寂)が開山となり創建。本尊は薬師如来立像(増上寺より遷座)。京急本線神奈川駅と第二京浜青木橋交差点のそばの高取山公園に向かう坂を登って行く中程にある。地蔵が祀られた「寺号標」を抜け境内へ入る。「本堂」はコンクリートの梁を組み合わせたような構造物の上に乗るように建てられ、下から見るとまるで「天空の楼閣」を思わせる。階段を上っていくと「薬師堂」、「客殿」がある。当寺は寅歳開扉武南十二薬師如来霊場12番札所である。本堂から青木橋、本覚寺が臨める。(2304)