相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

国の重要文化財指定の「旧永井家住宅」

2023-04-08 18:10:20 | 建造物
町田市野津田町にある町田市立「薬師池公園」内の梅園の近くに国の重要文化財指定の「旧永井家住宅」はある。当住宅は多摩丘陵にあった17世紀末頃の建築と推定される農家の住宅で昭和49年に現在地へ移築された。桁行15.0m、梁間8.8m、「寄棟造り」、茅葺、平面は古式な三間取広間型で側廻りは閉鎖的な造りになっている。正面に土庇、土間側面に突出部を設け屋根が葺かれている。屋内平面は「広間型三間取り」で下手を土間、床上には「ヒロマ」(広間)、「デイ」(板敷)、「ヘヤ」(部屋)の間取り構成されている。この住宅からは古の暮らしぶり、生活の匂いが感じられる。(2303)
 
 
 
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大和市郷土民家園の「旧北島家主屋」を訪ねて!!

2023-04-08 17:50:41 | 建造物
大和市上草柳の引地川の水源地である「泉の森公園」の一画(相模大塚寄り)に竹垣で囲まれた「大和市郷土民家園」がある。約3900㎡の園内には「旧小川家主屋」「旧北島家主屋」の市域を代表する二つの民家が移築復元されている。建築時期は江戸時代末期(19世紀後半)で代表的な「養蚕民家」で大和市指定重要有形文化財である。建築様式は入母屋造りで茅葺。建坪は小川家より少し大きく41坪である。妻側の軒を高く切り上げてあり、屋内は手前の板の間はイロリのある方が「ザシキ」、座りナガシのある方が「オカッテ」、 畳敷きの2部屋は左側は「オク」、右側が「ナンド」と呼ばれる4室からなる間取りである。北島家では建築技術の発達により「大黒柱」と「差鴨居」が可能となり柱の立つ間隔が広く取れるようになった。また屋根裏は養蚕業に対応して二層に設計され、妻側には風通遮採光のための窓がつけられている独特の造りである。(2304)
 
 
 
 
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江戸時代末期の医院の住宅「旧荻野家住宅」

2023-04-08 11:35:05 | 建造物
東京都町田市野津田町に町田市立の都市公園で「新東京百景」、「日本の歴史公園100選」、「東京都指定名勝」に指定されている「薬師池公園 四季彩の杜」はある。昭和51年(1976)開園、141,654㎡という広大な面積を有している。園の中央部にある「薬師池」の傍の「薬師茶屋」と「万葉草花苑」の奥に昭和49年(1974)に移築された「旧荻野家住宅」がある。この住宅は江戸時代末期、町田市三輪町に医院だった「荻野衛門の住宅」である。建物は茅葺で入母屋造り、建坪146㎡、4つの部屋と2つの土間という間取りである。6畳間にある薬棚は調剤室として使用され、隣の9畳間が診察室であった。手前の2間続きの部屋が住居部分である。ここ古民家の左奥の「しょうぶ田」と「アジサイ園」があり来月下旬にはこの二つの花で彩られる日が待ち遠しい限りである。(2303)
 
 
 
 
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大和市郷土民家園に市最古の民家「旧小川家主屋」がある!!

2023-04-08 07:29:42 | 建造物
大和市の広大な「泉の森公園」の「水車小屋」辺りから緑の木々が生い茂る森の中を進んでいくと竹垣で囲まれた「大和市郷土民家園」がある。門を潜り民家園へ入っていくと手前に「旧小川家主屋」、奥に「旧北島家主屋」の二つの民家が移築復元、保存されている。その一つ「旧小川家主屋」は江戸時代中期建造の大和市最古の民家である。元は上和田の久保集落の一軒として現存していたものを昭和59年に解体し移築された。主屋の大きさは建坪33坪、屋根は茅葺きの寄棟造り、棟は杉皮をまいて竹で押さえる竹簣の子巻き、屋内は手前の広い板の間は「ザシキ」、右奥の畳敷きの間は「デエ(デイ)」の接客の間、 左側は「ヘヤ」で寝室の3室の間取りである。暖と明りそして食事釣りを兼ねた設備「囲暖裏」もある。古の家族の触合いや生活の臭いが感じられる建物であった。(2304)
 
 
 
 
 

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