相模原市南区麻溝台に四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」はある。園内の「樹林の広場」の一画に2本、反対側に1本の白い大きな苞葉のある花を咲かせる「ハンカチノキ」が植栽されている。4月中旬頃から咲きだし4月中旬~5月初旬にかけて枝に白い「ハンカチ」のような姿の花を咲かせる。「ハンカチノキ」の花はハナミズキのような頭状花序になり2枚の苞葉に囲まれている。その白い苞の形から「ユウレイノキ」(幽霊の木)とか「ハトノキ」(鳩の木)とも呼ばれる珍しい植物である。花弁はなくたくさんの雄花と1個の雌花が1つの球形をつくり大型の2枚の苞に抱かれるような形で開花、この2枚の大きな苞が「ハンカチ」に見立てられる。間もなく満開となると、3本のハンカチノキはまさに白いハンカチをつるし振っているかのようたような花姿となる。(2304)
座間市座間に座間の古刹とされる浄土宗寺院「来迎山宗仲寺」は鎮座している。当寺は高遠藩初代「内藤修理亮清成」が実父「武田宗仲」の菩提を弔う為、慶長8年(1603)に創建した。本尊は阿弥陀如来。当寺には元和3年(1617)家康公の霊柩が久能山から日光へ遷御される際に一行が「座間宿」にて休息したと伝わる。「山門」より入山するとすぐ家康お手植えの「銀杏」、左手奥に入り母屋造りの「本堂」、本堂左手に「鐘楼」、「水子観音堂」、「清浄殿」がある。当寺は1~2月の梅、2月の河津桜、3月のソメイヨシノの開花時期には多くの鑑賞客が訪れた。桜も終わり境内は静寂そのものである。(2303)