母といっしょに神奈川の「開成あじさい祭」へ行ってまいりました。
紫陽花のお花見はたいてい寺社の境内や公共の公園だけれど、ここは広々とした水田の農道沿いに色とりどり、さまざまな紫陽花が咲きます。若苗の緑も清々しい田んぼをわたる風を肌に受けながら、すてきなお花見さんぽができるんですよ。きっと、地元の人たちが時間と手間をかけてたいせつに育ててきた紫陽花なのでしょうね。
田に水を張って紫陽花あかりかな (山上樹実雄)
夏もなほ心は尽きぬあぢさいのよひらの露に月も澄みけり
(『夫木抄』 藤原俊成)
お祭の期間中はところどころに出店があり、食事や紫陽花にちなんだ和菓子もいただけて、みな好きな場所で憩いつつおもいおもいにすごせます。母とわたしは山菜のおこわと紫陽花をかたどった麩まんじゅうをいただきました ^o^
下の写真は、カメラを向けたひとりひとりにきちんとカメラ目線を向けてくれた、律儀でおりこうなわんこ。かわいかったな~。
長い梅雨になりそうですが、紫陽花はあちこちでうれしそうにつやつやしています。