雪月花 季節を感じて

2005年~2019年
2019年~Instagramへ移行しました 

栗茶巾

2015年09月16日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 

職場の敷地内に落ちていた栗を分けていただきました。

粒はちいさいけれど、ゆでたらとても甘かったので茶巾しぼりに。ちょうど、ふたつ分でした。


体の中まで、すっかり秋になりました ^^
ごちそうさま。

 

手づくり杏仁豆腐

2015年08月05日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 

毎年梅雨入りのころに、杏(あんず)をたくさん買って杏ジャムをつくります。そのときに残る種を乾燥させておき、梅雨が明けてから種を割って杏仁(上の写真)を取り出し、杏仁豆腐をつくります。

乾燥させた種から杏仁を取り出す作業はなかなかたいへん! だけど手をかけてつくった杏仁豆腐のお味は格別です。シロップのかわりに、先につくっておいた杏ジャムをすこしかけていただく‥ というのが、わが家の夏の定番スイーツ。


猛暑にバテそうなとき、冷やした杏仁豆腐をツルツルッと食べて、暑さをしのぎます~ ^^

 

キウイと白ワインのコンフィチュール

2015年01月27日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 

全豪オープン4回戦、錦織圭のプレイを見ながらキウイジャムをつくる。白ワインと合わせて大人なお味に。煮るとアルコール分は飛んでしまいます。

キウイは一年中出まわっているし、5~6個入り1袋を買うとたっぷり2瓶分できて重宝します。

  

ていねいに、ゆず茶

2013年12月22日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 
 ことしのゆず茶用シロップは、すこし手をかけて仕上げました。主人の実家で採れた完全無農薬のゆず30こ(‥といえば聞こえはいいけれど、じつは手入れをせず、ほったらかしのゆずです‥笑)の皮を、白わたがつかないよう、ごくうすく削って千切りしたものを、三度ゆでこぼした後、たねやうす皮をきれいに取りのぞいた果汁と合わせます(a)。煮沸消毒したビンに(a)と同量の氷砂糖を交互に入れて、一日一回かきまぜながら、氷砂糖が溶けてしまうまで待つこと十日間‥。苦みのない、すっきりとしたゆず茶に仕上がりました。白わたやうす皮を除くだけでなく、皮を数回ゆでこぼすことで苦みが消えるのだそう。(知らなかった!) 手間はかかるけれど、雑味のないお味に感激です。

 本日は冬至。
 かぼちゃにゆず湯、そしてこのゆず茶でぽっかり、あたたまります ^^
 

かぶとにんじんのサラダパスタ

2011年11月22日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 
 週末に主人の里の畑で収穫したお野菜で、サラダパスタをつくりました。

 かぶとにんじんがごろごろ入ったパスタは、わが家の定番料理です。お野菜とパスタを時間差でいっしょにゆがくため、短時間でできておいしい♪ とれたてのかぶはとってもジューシーだし、にんじんは歯ざわりもお味もしっかりしているから、パスタというよりサラダ感覚です。

 もともとは「春野菜のサラダパスタ」という名のお料理で、これにスナップえんどうを加えるレシピになっています。春は彩りよく仕上げるのがコツなのでしょうね。

 いっしょに収穫した柚子とだいこんは、ハチミツを加えていつもより甘めに漬けてみました。お味はどうかな ^^


 

みのり

2011年11月04日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 
 昨夜のお菜は里芋の鶏そぼろ煮 ^^
 材料の里芋もしょうがも柚子も、主人の里の畑やお庭から収穫したものです。お義父さん、お義母さん、ごちそうさまです。

 そのほかに、ねぎ、にんじん、かぶ、とうがらしも、帰省した折にたくさんいただいてきました。冬にそなえて、しょうがの甘酢漬けや柚子茶をつくっておくのも楽しみ。


クリスマス・カラーのとうがらし

 今年は山のみのりも豊富なのでしょうか、畑にイノシシが出没することはなかったそうです。

 町ではちょうど「そばまつり」も開催されていて、秋のみのりを満喫した週末でした。
 

ごはんが主役

2011年10月18日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 
 新米のおいしい季節ですね。

 わが家も“ごはんが主役”のあたたかな食卓を囲んでいます。さいしょは白米を炊いて神棚に上げた後から有難くいただき、昨夜はたっぷりのしじみとぶなシメジを炊きこみました。(写真上右)


お菜は根菜とじゃこの煮もの

 新米はお世話になった結城紬の織元さんからのいただきものです。ご親類がお米をつくっているのだとか。

 ベテランの織り子さんが三か月をかけて地機で織ってくださった結城縮は、羽のように軽くふわりと身体をつつんでくれ、まるで夢のような着ごこち。でも、九月のきびしい残暑のせいで、お単衣に仕立てたきものに袖をとおせたのは、ようやく十月に入ってから。あっという間に袷の季節になってしまい、残念です。このきもののことは、つぎのお単衣の季節に書きたいとおもいます。
 

栗の甘露煮

2011年10月01日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 
 二日がかりの栗しごとを終えて、十月です。

 栗ごはん用の栗は小分けにして冷凍し、残りはきび糖漬けと白糖漬けの二種の甘露煮に。ラム酒を加えたので、マロン・グラッセのような深い味わいです。ラム酒の香につつまれた栗の甘みがお口にひろがります。ビン詰めは義母と母と、俳画の先生に届けます。

 煮くずれてしまった栗はアイスクリームのトッピングにしたり、ペースト状にして茶巾しぼりにしたり。

さっそくアイスクリームにトッピング。栗が甘いので甘さ控えめのバニラか、ビターチョコのアイスクリームにおすすめです。あずきのアイスクリームにも合うかも‥ 栗ぜんざい、栗まんじゅうも!つくりたいな~。

 天高く馬肥ゆる秋。ですね ^^
 

栗しごと

2011年09月29日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 
 主人の里から栗の実が3kgも(!)届きました。
 さっそく栗ごはんを炊きました ^^

 栗飯のまったき栗にめぐりあふ (日野草城)

 一昨年、昨年と栗の出来がよくなかったのですが、今年はまるまるした実がたくさん穫れたそうです。

 残りを甘露煮にするため、今日は終日栗しごとです。
 熱湯にしばらくつけてから、せっせと鬼皮と渋皮をむいて‥


鬼皮はまず底を落としてむきます

 栗名月の十三夜にはまた栗ごはんを炊くつもり。

 大きな被害をもたらした台風が去ると、ひといきに秋がやってきました。季節のうつろいを楽しめなかったけれど、ようやく‥の秋の稔りがひたひた身にしみます。

 栗一粒秋三界を蔵しけり (寺田寅彦)
 

叔母の手づくり その二

2011年09月06日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 
 叔母手製のいよかんとぽんかんの皮の砂糖漬けを使って、蒸しパンやパンケーキを焼いています ^o^

 みかんや柚子などの柑橘類は、その皮に本来の香りと味がつまっているそうなので、こうして皮までおいしくいただけるとうれしい。無農薬のものをさがすのは容易ではないですしね。

 母や叔母の里の愛媛といえばみかん。祖父母の思い出につながるくだものです。でも、温州みかんの生産量は現在では和歌山に負けているし、温暖化がすすめば遠くない未来に愛媛でみかんをつくれなくなり、東北地方で栽培するようになると聞きました。

 どうか、そんなことになりませんように。