きもの通の友だちから紹介されて以来、ずっと楽しみにしていた染織工房訪問が、とうとう実現しました ^^
シンプルで風合いのよい草木染め手織り紬の魅力に惹かれて、わたしをふくめ四人でお訪ねしたのは、富士山のおひざもとにある染織iwasakiさんです。
工房は、山あいの自然につつまれた閑かな場所に建つ、築120~130年という古色ゆかしい古民家。岩崎さんご夫妻のあたたかなおもてなしを受けながら、ところ狭しと陳列された美しい染織品の数々に、もう大興奮!のわたしたち。
お邪魔するなり、染織についてご夫妻を質問攻めしたり、注文する帯や着尺の相談をしたり、ご主人の蘊蓄に耳を傾けたり、奥さまの甲斐甲斐しい割烹着姿と気遣いに感激したり‥と、きもの日和な秋の短日はまたたく間にすぎてゆきました。
![]() | 風通しのよい広間で岩崎さんのお話を聴きながら、じっさいに生地にふれたり色をたしかめたり‥と、みな真剣。ひとくちに紬といっても、さまざまな糸の組み合わせにより、ひとつひとつ表情も風合いもちがいます。どれもこれもステキで、わたしたちは戸惑うばかり。 |
わたしがお願いしたのは「さくらのきもの」。桜染めのきものが着てみたい‥というおもいが、まもなくかたちになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/f5/a034b2e4ea651f1979976147e6887fd3.jpg)
あまたの中から選んだ色見本
岩崎さんのお仕事への真摯な姿勢と情熱を感じながら、すぎてゆくゆたかなひととき。作品もお暮らしぶりも、すべてがおふたりの気さくでほがらかで謙虚なお人柄そのままでした。
![]() | 岩崎訓久さんと悦子さん。当日はたいへんお世話になりました。 一歩下がって控えめな悦子さんは、綾織りのおきものに割烹着姿。とってもかわいい奥さまです。次回の訓久さんの紬セミナー、みんな楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。 |
染織iwasakiさんの秋の工房展は10月30日までです。また、12月3~10日は、東京・高円寺のギャラリー工さんにて展示会が予定されています。東京近郊の方はぜひお出かけくださいね。