シルバーウィークが明けて九月も残りすくなくなりましたが、秋霖もなく行楽日和がつづきました。みなさまいかがおすごしでしたか。
わが家はお仕事半分、お遊び半分の連休でしたけど、萩の花咲く古寺や木の実がいっぱいの山道を歩きながら、深まりゆく秋を楽しみました。今年は柿の実の色づきが早いですし、義父母の畑では栗の実の収穫が始まっています。まもなく新米の季節、栗ごはんを炊かなくちゃ ^^
さて、俳画は秋の画題をふたつ。ひとつは風の友だち、「秋桜」です。
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主人の実家の庭は、毎年夏の終わりごろからコスモスの花でいっぱいになります。義母が、刈っても刈っても出てくるのよ、と少々うんざりしていますけど、コスモスがそよそよと風にゆれるのを見るのは楽しいものです。
ふたつめは、近くの畑上空でたくさん見られる赤とんぼ。この画題は、俳画のお稽古を始めてまもないころに一度いただいたものですが、当時うまくできなかった運筆が、三年後のいまではできるようになっていて、うれしかったです ^^
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とんぼの生態は稲作と密接な関係があり、稲作にたずさわる人間と共存してきた生きものだそうです。頭上のとんぼの群れに指をのばすと、ツイと指先にとまって羽を休めるその姿に、人のくらしに長い間親しんできたんだな、とおもいます。田んぼがすくなくなって、とんぼたちも生きにくくなっているのでしょうか。
まもなく中秋の名月ですね。