りんごのジャム

2010年10月29日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 
 毎年恒例のりんごジャムを炊きました。りんごはもちろん紅玉。いつもよりやや多めのレモン汁をたして、さわやかなお味にしました。

 主人が11日間の海外出張から無事に帰国し、久しぶりにいっしょにすごす週末です。いつもリンツやゴディバのチョコレートをたくさんお土産に買ってきてくれるのですが、ゴディバは気前よくおまけ付き。今回は保冷用エコバッグとこちら↓が付いていました。


りんごのような、真っ赤なマウス ^^

 

奄美星絣

2010年10月26日 | きもの日和
 
 記録的な大雨にみまわれたいへんな被害を受けた奄美大島。テレビに映るようすを見ながら悲しくなります。奄美大島や龍郷町は、きものに関心のある者には親しみのある地名ですから、島の人たちのくらしはどうなるのだろうと心配です。

 畳紙をひらき奄美絣のきものを手にとって、週末の約束にこのきものを着て出かけようかどうしようかと悩みました。何の役にもたたない、身勝手でつまらない感傷ですけど‥、ただただこのきものに寄り添いたいきもちがあふれます。


 一元絣は星絣ともいうそうです。泥染めのこっくりとした濃茶地にちいさな星絣を整然とならべた、単純で男っぽいきものなのに、風合いはごく薄くやわらかく、しどけないほどの落ち感があります。ふだんのおだやかな奄美の夜空には、こんな無数の星が輝いているのだろうなとおもうのです。

 以前お話をうかがった奄美大島紬の伝統工芸士さんはどうしているでしょう。工房は被害を受けていないでしょうか。親しい染織家が奄美大島に住んでいるという友だちは、こんなときに迷惑とわかっていても心配で電話をかけてしまったそうです。
 
 一日も早く、もとの島のくらしがもどりますよう祈ります。
 

みちのくわらべ と あけび

2010年10月21日 | 筆すさび ‥俳画
 
 朝からしとしとと雨が降りつづいています。このところの“降れば土砂降り”の雨にうんざりしていたきもちも和らぎ、お絵描きにいそしみました。


 今月の画題は「みちのくわらべ」です。ふつうの色紙の四分の一の大きさのミニ色紙に描きました。実物を見たことがないのですが、手のひらにのるほどのちいさな人形でしょうか。島根旅行でお稽古をお休みしましたら先生がお手本を郵送くださったので、この絵に島根のお煎茶を添えて先生に送るつもりです。

 もうひとつは「あけび」。こちらは先月の画題でした。


 お店にならぶ時期がとても短いので、気づかない人も多いかもしれません。卵ふたつ分くらいの大きさの青紫色をした実ですが、口にしたことはありません。どんなお味でしょう。ざくろに似ている?のでしょうか。
 

里芋の煮っころがし

2010年10月15日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 
 十月も半ばの、宵の風が肌につめたく感じられるこのごろ、ひとくちサイズのまぁるい里芋がお店にたくさん並びます。煮っころがしの季節だわ~と、袋詰めの里芋を買ってさっそく煮ました ^^

 たっぷりめのお砂糖、みりん、おしょうゆでコトコト、コトコト‥ 落としぶたをしてじっくりと煮つめて、すくなくなった煮汁を丁寧にからめます。
 きれいな照りが信条だけど、今宵は仕上げのトッピングに柚子の皮がなくて残念。主人の実家の庭の柚子を、また分けてもらわなくちゃ。

 里芋は、さいしょによく洗って電子レンジで加熱すると(500ワットで3分くらい)、皮がきれいにむけて手もかゆくならないんですね。

 食欲の秋の到来です。
 

秋の日は

2010年10月13日 | 季節を感じて ‥一期一会
 
 宍道湖の夕陽は、ゆっくり、ゆっくり、落ちてゆきました。「秋の日はつるべ落とし」が、宍道湖だけはあてはまらない、というように。島根時間がゆっくりだから、夕陽もゆっくりなのでしょうか。

 出雲にお住まいのOさまからメールをいただきました。以前も幾度かメールでお話ししたことがあり、とてもうれしかった。Oさまは、松江城大茶会に参加された方のきものの着付けをお世話したのだとか。
 Oさまをはじめ、行く先々で土地の歴史や風俗に誇りをもつ島根の人たちに導かれた旅でした。あらためて、「だんだん、だんだん」です。

 次回は神在月に、山陰絣のきものを着て、出かけたい。
 

寒露をむかえて

2010年10月08日 | 小魚庵だより ‥日々の拾遺
 
 寒露の候 日ごとに深まる秋を感じます。
 有難いことに、仕事が忙しくなっています ^^; 仕事のほかもありまして、ブログに手をかける間がとれず残念です。せめて近況などをここにかんたんに綴っておきますね。


● 山陰 秋の旅
 今月初旬、主人と島根を旅しました。お天気にめぐまれ、ゆる~りとおだやかな、楽しい旅でした。
 出雲「縁結び」空港に降り立ち、一日目:出雲大社参拝、二日目:松江市内観光、三日目:(念願の)足立美術館(安来市)を訪問して、米子「ゲゲゲの鬼太郎」空港から(一反木綿に乗って!)帰京しました ^^
 出雲大社に詣でて祈祷を済ませ、一畑電車にゆられて松江へ。宍道湖の夕陽をながめ、「松江城大茶会」にて松平不昧公ゆかりの福々としたお茶席を楽しみました。三ツ星庭園で高名な足立美術館は、半日をかけてゆっくりとめぐりました。

● 紬を学ぶ
 紬を学ぶお教室の実習はまもなく最終回です。
 N先生の経糸に、自分で手紡ぎし色染めした糸を緯糸として挿してゆく作業です。はじめての経験で楽しみではありますが、設計したとおりにゆくかどうか‥、とても不安で心配です。一糸一糸を神さまとおもって、祈りながら織りたいとおもいます。

● 出張
 富士山麓まで出張してまいりました。
 眼前の富士は雲の傘をかぶり拝めませんでしたが、裾野に広がる広大なすすき野がみごとで、野山はもうすっかり晩秋の風情です。

● ヨガ
 ご近所の奥さまに誘われて、八月からヨガ・サークルに通っています。
 在宅勤務が多いため、よい気分転換になっています。自分の呼吸と身体の声に神経を集中しながら、週に一度、一時間半をかけてゆっくりと体をしぼります。すっかり落ちてしまっている筋肉が、ふつふつと目覚めるのを感じながら。
 :
 :

 しばらくは日々のことどもに集中します。
 時折ここでこうして“つぶやく”ことになりそうです。