雪月花 季節を感じて

2005年~2019年
2019年~Instagramへ移行しました 

柄織りスヌード

2015年04月15日 | はたおと ‥織りものがたり
 
機織りの三作目は、柄織りスヌード。高等科にすすんで最初の課題作品です。仕上げに行う縮絨(しゅくじゅう。きものの反物の「湯通し」に似た作業)もはじめての経験でした。

糸は、北欧のニットデザイナーが開発したペルー産の羊毛とフラックス(亜麻)の混紡。ちくちく感がほとんどなく、ふんわり、あたたか。
でも、スヌードという性質から「編みもの」と「織りもの」のちがいがわかります。「編み」は伸縮性に富み、空気を含みやすく保温性も◎だけれど、「織り」は伸縮性のない平面的な布だから、冬用のウールならだんぜん「編み」のほうがよさそう。さらりとした肌ざわりをもとめて木綿や麻でつくるなら、「織り」がよいのかも。

色の取り合わせや格子のデザインは、まぁまぁかな?



二重巻きして、装いのアクセントにします

 

春風駘蕩

2015年04月02日 | 季節を感じて ‥一期一会
 

里山は春らんまん。どこにいても花に出合うし、すこし車を走らせて、田んぼや畑の広がりの中から、かすむ山々を彩る花の色に目を楽しませたり、鳥たちのさえずる桜堤や池のほとりに車を停めて、しばしうっとりと花を愛でる日々。

今日は機織り教室を出たあと、桜堤の花のもとで風にあたりながらお昼を食べた。こんなぜいたくを、東京ではできなかった。