雪月花 季節を感じて

2005年~2019年
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いちごな時間

2009年05月28日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 
 主人もわたしもいちごが大好き。わが家では、(主人の里の)栃木産「とちおとめ」や、ふぞろいだけれどおいしい生協さんのいちごを、生ジュースにしたり、自家製のゼリーやヨーグルトと和えて、朝食にしばしば上してきました。

 でも、いちごの季節もそろそろ終わり。惜しみつつコンフィチュールをつくり、残りはクラッシュして、市販のストロベリーアイスクリームに混ぜこみました。さわやかな甘味と酸味がたいそう美味です。


 食卓に美しいルビー色の瓶があるだけで、幸せなきもちです ^^

仏語でジャムのことを「コンフィチュール」というのを、恥ずかしながら最近になって知りました。いちごジャム、いちごプリザーブ‥でなく、「いちごのコンフィチュール」といえば、お洒落な感じですね。

 

ハゲタカ

2009年05月25日 | 小魚庵だより ‥日々の拾遺
 
 二年前の放送以来、わが家のブームのひとつとなったNHKドラマ「ハゲタカ」。数多の作品賞を受賞し、国際番組コンクール入賞も果たして、今年の大型連休には再々放送されました。

 大森南朋さんの演じるクールなハゲタカ・鷲津政彦に惹かれて、ドラマの録画も主人と何度見たことでしょう。話題を呼んだ数々の経済用語や名ゼリフを、すっかり覚えてしまったほどです。


 その「ハゲタカ」がついに映画化!(公式サイトは こちら ) 来月6日(土)に公開のはこびとなりました。監督はもちろんNHKドラマ「ハゲタカ」や「白洲次郎」を演出した大友啓史氏とあって、すかさず前売券を購入。鷲津雅彦を“ワッシー”、ワッシーの敵対役でのちに相棒となった(柴田恭平さんの演じる)柴野健夫を“シバケン”と愛称するわが家は、「またワッシーに会えるっ!」と、ただいま興奮状態です(笑

 めまぐるしく展開するマネー・ゲームの面白さばかりが強調されがちだけれど、金に翻弄される国と人心への警鐘、そして再生という観点からも、ぜひ見てほしい作品です。
 

きものこもの

2009年05月22日 | きもの日和
 
 ブログを通じておつきあいさせていただいている 奈良在住のしをんさん は、とても器用な女性です。お料理、お菓子づくり、編みもの、お裁縫、お茶、書、染色‥ と、ご趣味も多岐にわたり、みな一流の腕まえです。

 そんなしをんさんお手製の和装小物が、きもの愛好家のお仲間うちで好評となり、このたび葉山芸術祭(神奈川県)の「青空アート市」(5/16/2009 開催)に出品されました。わたしも、ぜひしをんさんの手仕事を拝見したくて、主人とともに朝一番に会場を訪れました。


 そうして手にしたものが、こちら ^^


 「草履袋」と「鼻緒キーパー」です。(草履は私物)
 片身がわりのようなモダンなデザインの草履袋は、まるで中綿が入っているようなやわらかさ。共布でつくられた鼻緒キーパーを差して袋に納めれば、鼻緒がつぶれる心配もありません。

 なんだか、わたしの草履がとってもよろこんでいるみたい。旅行鞄にこの袋をつめて、きもので旅をする日が待ち遠しいな♪


 しをんさん、有難うございます ^^ まだお目にかかる機会に恵まれませんけど、きっと東京に遊びにいらしてくださいね!
 

朝餉(あさげ)

2009年05月19日 | 筆すさび ‥俳画
 
 うふふ‥ こんな俳画もあるのですね。「朝餉」と題した絵は、食パンとロールパンの籠盛りです ^^

 このような画題をいただきますと、日々のくらしの一コマ一コマはすべて俳画になるのではないかしら、とおもえます。ささやかなことでも、詩歌や句や絵にするしなやかな感性とユーモア。それを身につけることができたら、どんなに楽しくこころゆたかになることでしょう。
 

楊柳

2009年05月15日 | きもの日和
 
 五月晴れのもと、きものを着てお出かけする機会が増えています。四月から最高気温が25℃を超える日もすくなくないので、連休後からお単衣のきものを楽しんでいます。

 ちょっと贅沢かしらとおもいつつ、楊柳の半衿をつけて。やわらかで、さらりとした手ざわりと肌ざわりは楊柳ならでは。五月、わずかひと月の間だけゆるされるお洒落です。


 「きもので浅草を歩きましょう」と、うれしいお誘いが舞いこみました。浅草なら、木綿のきものに下駄かな ^^
 

羅漢さん

2009年05月13日 | 筆すさび ‥俳画
 
 画題は「羅漢さん」です。
 正しくは「阿羅漢(あらかん)」といいます。上座部(小乗)仏教において「尊敬されるべき修行者」とされ、学道を完成し、これ以上学ぶことがないので、「無学」とも呼ばれます。

 三代将軍・徳川家光とその乳母・春日局ゆかりの川越大師・喜多院(埼玉県)の五百羅漢を見たかったのですが、連休中の拝観料はふだんの倍以上(!)と聞いて、足が遠のきました‥


 三年目を迎えた俳画のお教室は、人数が増え活気に満ちています。いつのまにか、古株になりつつあります ^^ゞ
 

まつるこころ

2009年05月09日 | くらしの和
 
 NHKの連続テレビ小説「つばさ」の舞台、川越(埼玉県)を訪ねました。メイン通りからすこし離れた場所に鎮守の森・川越氷川神社があり、そこでもとめたお神札立て(おふだたて、と読みます)に、義父から授かった「天照皇大神宮」と「八幡宮大神御璽」の二枚のお神札を立て、ささやかな神棚をつくりました。主人が毎朝欠かさずお浄水を供えます。

 五月の第二日曜日、といえば母の日ですが、この日主人の実家では毎年ご先祖まつりを行います。親類が本家に参集し、先達さんをお招きして、先祖を供養し祝詞(のりと)を上げていただきます。神仏習合のかたちを身近に感じる初夏のひとときです。

新茶

2009年05月07日 | 季節の膳 ‥旬をいただく
 
 立夏の候。ゴールデンウィーク最終日は翠雨につつまれ、午後のひとときを主人とともに新茶でくつろぎました。油断をして体調をくずしてしまい、しばらく寝込んでいたのですが、ようやく回復。なえた体に新茶のさわやかな水色(すいしょく)とお味は何よりのお薬です。

 今年の新茶は京都・福寿園さんの「なつめ」シリーズのもの。パッケージがモダンで、贈りものにも最適です。