最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

日本オペレーションズ・リサーチ学会 2011年春季研究発表会プログラム

2011年02月05日 10時02分03秒 | Weblog
日本オペレーションズ・リサーチ学会 2011年春季研究発表会プログラムが公表されました。我々SCOPEの特別セッションは2日目の午前中に割り当てられております。

○特別セッション:計算と最適化の新展開
3月18日 10:45 ~ 11:45
2-A-4
CVaR最小化のためのロバスト・ポートフォリオ・モデル
*後藤順哉(中央大学), 篠崎桂太(中央大学)

2-A-5
問題構造の解析に基づく組合せ最適化アルゴリズムの自動構成
*梅谷俊治(大阪大学,科学技術振興機構)

2-A-6
最適化と計算に関する最新の傾向について
*藤澤克樹(中央大学)

概要は以下の通りですが、20分で話すのは時間的に無理ですので、要点だけをまとめて話す予定です。

概要:
実社会で要求される最適化問題に対する研究は多岐に渡っているが、 これらの需要に応えるためには
最先端最適化理論と最新情報技術を融合させたソフトウェアの開発が急務とされている.
多くの既存の研究では実データの不足, 解決手法や計算能力の性能の低さによって十分な成果を上げることが出来なかったが,近年,データに関しては収集技術および集積技術の向上により, 超大規模データを扱うことが可能となってきている.
また最適化理論に関しても, 計算機科学や数学などの近隣の分野との融合を経て, さらなる進歩を見せている.
そして, 計算能力に関しては 計算機自体の性能の向上および実装方法の工夫や並列化などにより, 現在では大規模な問題に対しても超高速で安定な計算が可能となった.
そのため、今後の研究においては

最先端理論(Algorithm Theory) + 大規模実データ(Practice) + 最新計算技術(Computation)

の三つを有機的に組み合わせることによって, 実用に耐え得る解決策の提示と大規模最適化問題を扱う際の先例となることが求められている.本発表では最適化と計算に関する最新の傾向に触れると共に,今後の最適化ソフトウェアの実装方式についても述べていく予定である。


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■ 特別セッション
現在, 以下の特別セッションを予定しています
詳細は, 平成23年春季研究発表会HPをご覧ください
「待ち行列」
「計算と最適化の新展開」
「柔構造最適化モデル」
「不確実性下の意思決定」
「評価のOR(1)」
「評価のOR(2)」


2011年春季研究発表会

テーマ
楽しみのOR
開催日時
2011年3月17日(木)-- 3月18日(金)
開催場所
電気通信大学 A棟, B棟 (学内マップではA棟は東地区の5番, B棟は東地区の6番の建物です)
コメント (2)
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