手持ちの 64bit Vista Premium を SP1 にバージョンアップした。雑誌の特集などを見てもパフォーマンスや安定性を改善されているとか、ネットワーク機能が拡張されていると書かれているが、SP1 適用前の性能が悪すぎるので、パフォーマンスアップと言っても何となく速くなった感じはあるが、それほど実感を持てない。でも適用しないよりは適用した方が良いとは思える。
SDPA の新バージョン 7.1.0 を SDPA のホームページから公開している。7.0.5 からの主な変更点は、疎な SDP に対する前処理が大幅に高速になっているのと、ファイルからデータを読み込んで SDPA 内部のデータ構造を作成するときのメモリ消費量が大幅に減っている。多くのベンチマーク問題においてテストを行ったが、現在までバグらしきものは確認されていない。というわけで、7.1.0 を公開開始したので特に理由が無ければ 7.0.5 から 7.1.0 に移行した方が良い。SDPA Online Solver の方はすでに SDPA 7.1.0 が登録されている。
当たり前のことなのだが、以下の二つの SDPA homepage の内容を同じにした。
SDPA Home Page (Primary Server)
SDPA Home Page (Secondary Server)
以前は Primary から Secondary に1日1回ミラーリングしていたが、それは中止している。
SDPA Home Page (Primary Server)
SDPA Home Page (Secondary Server)
以前は Primary から Secondary に1日1回ミラーリングしていたが、それは中止している。
学会中に M さんと打ち合わせをして、今後の最短路問題に対する取り組みについて議論した。途中で他の人が来たりすると話が脱線ばかりしていて、結局どのような結論になったのか正確に覚えていないのだが、
1:普通の PC (メモリ 数Gbyte, Intel Core 2 3GHz ぐらい)で前処理無しで高速にダイクストラ法を実行する研究の続行
2:前処理後はグラフのデータ量が相当少なくなるので、PDA 並のハード(実機)を用いて、前処理+ダイクストラ法の実装、実験を行う。今だと ARM 系の RISC + メモリ 64MB ぐらいだが、今後は Intel ATOM? + メモリ 128MB 以上のハードでもいいのではないか。いずれにしても 2GB くらいの外部記憶(フラッシュメモリ)の活用がカギになる。
3:もう一つ大変スケールの大きな話があったが、まだモデルも無く机上の空論なので、これはまだ。
P.S. 何か違っていたら訂正してください。
1:普通の PC (メモリ 数Gbyte, Intel Core 2 3GHz ぐらい)で前処理無しで高速にダイクストラ法を実行する研究の続行
2:前処理後はグラフのデータ量が相当少なくなるので、PDA 並のハード(実機)を用いて、前処理+ダイクストラ法の実装、実験を行う。今だと ARM 系の RISC + メモリ 64MB ぐらいだが、今後は Intel ATOM? + メモリ 128MB 以上のハードでもいいのではないか。いずれにしても 2GB くらいの外部記憶(フラッシュメモリ)の活用がカギになる。
3:もう一つ大変スケールの大きな話があったが、まだモデルも無く机上の空論なので、これはまだ。
P.S. 何か違っていたら訂正してください。
イー・モバイルでインターネットしながら新幹線で東京から京都まで移動。N700 系新幹線だと普通車でも窓側に電源プラグがついているので(1個しかないので早いもの勝ちだが)、電源を気にしないでノートパソコンを使うことができる。以前 AirH を東海道新幹線で用いたときには、新幹線の速度が速すぎるのかほとんど繋がらなかった。イー・モバイルもホームページのエリアマップを見るとわかるようにトンネルを除いても全線がエリアに入っているわけではない。それでもトンネル外で車窓にある程度家や建物が見えているところならば繋がる可能性が高い。新幹線の速度自体が速いので、例えエリア外であってもしばらくすると繋がることも多い。ただし、新丹那トンネルから小田原ぐらいまでの間はほとんどトンネルなので、まず繋がらない。近いうちに新幹線内で無線LANのサービスを行う計画もあるようだ。これは線路脇のケーブルを用いるので、トンネルでも接続が切れないようになっている。
ついに大容量(ノートパソコンとしては)の 128GB SSD(フラッシュメモリ)を搭載したが登場する。 以前から SSD のモデルが割高になっていたが、これも40万円以上の値段が付いている(まだ発売前だが)。以前に SONY VAIO 初期の SSD モデルを購入したが、確かに起動やデフラグなどのディスク最適化などは速かった。ただ容量の少なさ(16GB)がかなり致命的でマシン自体が非力なこともあり、使用方法は限定されたものになった(それでも起動が速いので、プレゼンテーション用などには使いうやすいが)。
SSDモデルにこだわるのも、例えば最短路問題などで多くのデータは必要なときにディスク装置が読み出す必要があるためで、昔のカーナビのように DVD は論外として、やはり HDD も外部記憶装置としては避けたいところだ。
SSDモデルにこだわるのも、例えば最短路問題などで多くのデータは必要なときにディスク装置が読み出す必要があるためで、昔のカーナビのように DVD は論外として、やはり HDD も外部記憶装置としては避けたいところだ。
SDPA ホームページの中に古いバージョンのバイナリを集めたアーカイブのページがある。
http://sdpa.indsys.chuo-u.ac.jp/sdpa/archive.html
古いバイナリなど持っていてもほとんど意味が無いので廃止してもいいのだが、お遊びのつもりで残してある。
また古いバージョンは以下のように Lost Technology となっているが、ソースファイルも残っているし、一応最新の環境でも make & 実行できることを確認している。ちなみに SDPA 0.1 まで保有している。
SDPA 2.01 (January, 1997)
The Lost Technology
SDPA 2.00 (August, 1996)
The Lost Technology
SDPA 1.00 (December, 1995)
The Lost Technology
http://sdpa.indsys.chuo-u.ac.jp/sdpa/archive.html
古いバイナリなど持っていてもほとんど意味が無いので廃止してもいいのだが、お遊びのつもりで残してある。
また古いバージョンは以下のように Lost Technology となっているが、ソースファイルも残っているし、一応最新の環境でも make & 実行できることを確認している。ちなみに SDPA 0.1 まで保有している。
SDPA 2.01 (January, 1997)
The Lost Technology
SDPA 2.00 (August, 1996)
The Lost Technology
SDPA 1.00 (December, 1995)
The Lost Technology
SDPA 7.1.0, CSDP 6.0.1, SDPT3-4.0β, SeDuMi 1.1 でベンチマーク問題を用いて、比較実験を行ったので、全部ではないが結果を掲載しておく。SDPA は現在もいろいろと変更中なので、特に現時点での論評はない。
直接見たことは無いが、とにかく大きなエアバス A380。大きい飛行機と言えば、これまで長い間ボーイングの 747 であったが、広い割には席を詰め過ぎているせいなのかもしれないが、747 はあまり乗り心地が良くなかった。747 は序々に引退して、ボーイングは中型機 787 にシフトしていくので、大型機と言えばエアバスになろう。ただし A380 にしても、787 にしても今や国際共同開発機なので、両方とも日本などの技術が使われている。A380 もアメリカ製のエンジンも選べるようになっているし、全て国産技術という時代ではなくなっている。
気になるのは日本への乗り入れだが、JAL, ANA などは早期に導入できないので、シンガポール航空やエア・フランスなどに期待することにしよう。この A380 は、ファーストクラス席も埋まらないと採算上良くないので、東京ーハワイ間などはあまり好ましくないようで、東京ーニューヨークなどが良いのだが、日米の航空会社が A380 を採用しなければ運行は限定されてしまう。滑走路の長さは 747 と同じくらいあれば良いのだが、客層から言っても成田空港が一番多そうだ。空港の改修も多少必要らしいが。
気になるのは日本への乗り入れだが、JAL, ANA などは早期に導入できないので、シンガポール航空やエア・フランスなどに期待することにしよう。この A380 は、ファーストクラス席も埋まらないと採算上良くないので、東京ーハワイ間などはあまり好ましくないようで、東京ーニューヨークなどが良いのだが、日米の航空会社が A380 を採用しなければ運行は限定されてしまう。滑走路の長さは 747 と同じくらいあれば良いのだが、客層から言っても成田空港が一番多そうだ。空港の改修も多少必要らしいが。
SDPA Online Solver 上の SDPA を
SDPA 7.0.5 + GotoBLAS 1.24
から
SDPA 7.1.0 + GotoBLAS 1.24
に変更した。SDPA 7.1.0 の正式公開はもう少し後になるが、様々なベンチマークテストでは異常は発見されなかった。前処理が高速化されているので、疎な問題に対する性能は良好である。
ちなみに gcc 4.3.0 では以下のように様々な変更がある。
http://gcc.gnu.org/gcc-4.3/porting_to.html
SDPA 7.x のソースをコンパイルするためには、sdpa_io.cpp の始めの方に
#include <algorithm>
を追加する必要がある。
SDPA 7.0.5 + GotoBLAS 1.24
から
SDPA 7.1.0 + GotoBLAS 1.24
に変更した。SDPA 7.1.0 の正式公開はもう少し後になるが、様々なベンチマークテストでは異常は発見されなかった。前処理が高速化されているので、疎な問題に対する性能は良好である。
ちなみに gcc 4.3.0 では以下のように様々な変更がある。
http://gcc.gnu.org/gcc-4.3/porting_to.html
SDPA 7.x のソースをコンパイルするためには、sdpa_io.cpp の始めの方に
#include <algorithm>
を追加する必要がある。
SDPA の開発も裏では進んでいるので、近い内に疎な問題に対する前処理を大幅に高速化した新しい SDPA を公開する予定(バージョン名は 7.1.x 以降)。またもう少し後には SOCP (二次錐計画問題)のソルバーを含んだ、SDPA も公開することになっている。多分正式にソースを公開する前に SDPA Online Solver で先行公開することになるので、興味のある方はそちらも使用していただきたい。
ある講演の中で "Cell は単精度は速くて倍精度は遅いと言われているが、実際には倍精度演算は普通の CPU よりは速い"と言っていた。ちょっと古い資料だが、
1: Cell 4GHz 動作で単精度 256GFlops, 倍精度 26GFlops
2: Pentium IV 3.8GHz 動作で単精度 15.2GFlops, 倍精度 7.6GFlops
となっている。ところが、例えば Core 2 extreme QX9650 3GHz だと、倍精度演算のピーク性能は 48GFlops になる。DGEMM(行列積:GotoBLAS 1.24) だと 46.12GFlops となるので、理論性能の 46.12/48 = 96.1% に達している。Linpack でもある程度大きなメモリがあれば、90%以上は出てくるので、40GFlops は越えることになる。いずれにしても Cell は最新のクアッドコアの CPU に倍精度演算の能力で負けていることになる。
1: Cell 4GHz 動作で単精度 256GFlops, 倍精度 26GFlops
2: Pentium IV 3.8GHz 動作で単精度 15.2GFlops, 倍精度 7.6GFlops
となっている。ところが、例えば Core 2 extreme QX9650 3GHz だと、倍精度演算のピーク性能は 48GFlops になる。DGEMM(行列積:GotoBLAS 1.24) だと 46.12GFlops となるので、理論性能の 46.12/48 = 96.1% に達している。Linpack でもある程度大きなメモリがあれば、90%以上は出てくるので、40GFlops は越えることになる。いずれにしても Cell は最新のクアッドコアの CPU に倍精度演算の能力で負けていることになる。
アメリカから Terra Soft の CEO の人が来られたので講演を聞きにいった。Cell 関係を手がけるベンチャー企業で、PowerPC 系で動作する Linux (Yellow Dog)や Cell 搭載マシン(PS3 や IBM BladeCenter QS21)などの販売を行っている。PS3 クラスタということで、例えばサーバは Dual-core 970 head node で PS3の 8ノード構成などがある。
PS3 の発熱量を知っている人からすれば高負荷で正常に動くのかと思うのだが(実際に東京ゲームショー2006では結構熱で落ちているマシンもあった)、風通しを良くして空調を効かせておけば意外と落ちずに動作している。どうしても信頼性を重視したいという人のためには IBM の Blade を使ってということだろう。特に現時点では動かしてみたいソフトはない。
PS3 の発熱量を知っている人からすれば高負荷で正常に動くのかと思うのだが(実際に東京ゲームショー2006では結構熱で落ちているマシンもあった)、風通しを良くして空調を効かせておけば意外と落ちずに動作している。どうしても信頼性を重視したいという人のためには IBM の Blade を使ってということだろう。特に現時点では動かしてみたいソフトはない。
最近 SDPA Online Solver の方が割と盛況で、サポート等が忙しくなっている。それに伴っていろいろな問題点も明らかになってきた。やはり一般のユーザの方は我々とは
全く異なった使い方や問題を作成するので、分析していくと大変参考になる。一見、非営利で何の得も無いように見える Online Solver だが、今この業界でどのような SDP が考慮されているのかを知る手がかりになる。
SDPA 7.0.5 も 02/18 の公開以来、ソースのダウンロードが 125 件、マニュアルのダウンロードが 198 件になった。内輪のダウンロード、検索エンジン、BSD の ports の用のダウンロードを除いても、この半分くらいはあるようだ。もともと SDP というマイナーな分野であることを考慮すれば、これも予想以上に多い。
全く異なった使い方や問題を作成するので、分析していくと大変参考になる。一見、非営利で何の得も無いように見える Online Solver だが、今この業界でどのような SDP が考慮されているのかを知る手がかりになる。
SDPA 7.0.5 も 02/18 の公開以来、ソースのダウンロードが 125 件、マニュアルのダウンロードが 198 件になった。内輪のダウンロード、検索エンジン、BSD の ports の用のダウンロードを除いても、この半分くらいはあるようだ。もともと SDP というマイナーな分野であることを考慮すれば、これも予想以上に多い。
通常の地図(空から見たもの)があれば、道路、鉄道、施設、自然などの情報がわかるが、実際の雰囲気、特に建物や住宅の密度などは地図ではわかりにくいので、Google の写真入りの地図が大変役に立つ。
さらに地上で撮影した写真集があると良いと思っているが、いつもお世話になっているのが、日本各地の市街地、商店街の写真を集めたこちらのページだ。北海道から沖縄までほとんどの日本の主要都市の中心街の写真が集められている。このページの初期から見ているが、かなり速いペースで全国まで掲載が広がっていった。管理人は都市の顔は駅を中心とした市街地、商店街にあると考えているようなので、郊外の写真は基本的に含まれていない(車が無いと撮りに行けないというのもあるし、郊外のバイパス沿いの風景などは日本中どこでも同じような感じなので)。写真を見ると地方都市は特に駅前が大変さびれているが、郊外の国道沿いなどの方が店が多く栄えていることが多い。しかし、大型店が郊外に出店して中心街の商店が潰れる。その後に人口が減ったり高齢化して、結局大型店も撤退して何もなくなるというパターンが増えている。
さらに地上で撮影した写真集があると良いと思っているが、いつもお世話になっているのが、日本各地の市街地、商店街の写真を集めたこちらのページだ。北海道から沖縄までほとんどの日本の主要都市の中心街の写真が集められている。このページの初期から見ているが、かなり速いペースで全国まで掲載が広がっていった。管理人は都市の顔は駅を中心とした市街地、商店街にあると考えているようなので、郊外の写真は基本的に含まれていない(車が無いと撮りに行けないというのもあるし、郊外のバイパス沿いの風景などは日本中どこでも同じような感じなので)。写真を見ると地方都市は特に駅前が大変さびれているが、郊外の国道沿いなどの方が店が多く栄えていることが多い。しかし、大型店が郊外に出店して中心街の商店が潰れる。その後に人口が減ったり高齢化して、結局大型店も撤退して何もなくなるというパターンが増えている。