最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

OB会

2007年04月30日 21時45分01秒 | Weblog
昼は車で大学まで機材を運んでいったん家に戻り、夕方また電車で池袋に出て夜からOB会だった。大学移動して別の研究室になったので現役学生もOBになっている。このOBはもともと優秀な人が多いので、企業で活躍するのに問題はない。でも今の現役学生を見ているとコンピュータに弱いというか、メインのメイルアドレスも携帯電話なので、あまりパソコン自体使用していないようだ。だから1日1回以上パソコンを開いてメイルを確認することもしない。パソコンが好きでない人がパソコン得意になることはほとんど無いだろう。
今年は就職状況が良いと言われているが、企業としても常に人材は不足しているとは言え、正社員として採用するには慎重になるようだ。売り手市場と言っても企業側の満足度はかなり低い。
二次会の場所のそばに有名なびっくりガードがあった。大学1年生のときに自転車で通ってみたが、ある意味びっくりした。何にびっくりするのかは人それぞれのようだが。
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リニアモーターカーの営業運転

2007年04月29日 22時41分57秒 | Weblog
JR東海がリニアに対して本腰を入れるという噂はかねてから聞いていたが、それを裏付ける話が出てきた。東海道新幹線には N700 系という新型車両が登場するが、カーブの曲率や東京駅等での折り返しなどの諸問題があって、確かにこれ以上の高速化、増発は厳しくなっている。以下の発表にもあるようにリニアが完成しても、需要が大きいので東海道新幹線が要らなくなるわけではない。ただ東海道新幹線も今よりは少しダイヤに余裕が出てくるので、高速化の余地はあるかもしれない。
でも東京から大阪に行く場合などは名古屋で新幹線に乗り換える必要があるわけで、正直これは面倒ではないかと思う。

2025年にリニア営業開始、首都─中京圏…JR東海目標

 JR東海の松本正之社長は26日の記者会見で、超高速のリニアモーターカーの営業運転を2025年に開始する目標を明らかにした。
 東京―大阪間を超電導リニアモーターカーで結ぶ「中央リニア新幹線」構想のうち、まず首都圏―中京圏間で始める考えという。ルートや整備時期、国との費用負担などは、今後検討するとしている。東海道新幹線(東京―新大阪間)は、輸送力のアップや、高速化のための技術改良がほぼ限界に達している。このためJR東海は昨年6月に設置した「東海道新幹線21世紀対策本部」にリニア開発本部などを移管し、将来の強化策を検討してきた。昨年9月には、超電導リニアの走行試験をしている山梨リニア実験線(山梨県都留、大月市)を、現在の18・4キロから42・8キロに延伸し、工事などの費用3550億円を全額自社負担する計画も発表した。
 リニア新幹線は、全線の建設費が8~10兆円と巨額になると試算されている。JR東海はリニアを「東海道新幹線のバイパス」と位置づけ、実現に向けて主体的な検討を進めるとしている。
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Folding@home の成果

2007年04月28日 22時30分10秒 | Weblog
私もたまに参加しているが、何しろ1回の実行に何時間もかかるので、その間 PS3 を電源入れたままにしておくのは少し勇気がいる(PS3 の発熱量は相当大きいので)。以前 SDPA の make のために ATLAS を事前に make した。そのときにまる一日ぐらいの時間を要したが、暴走したり異常動作になることは無かった。ただし夏になると結構不安もある。昨年秋の東京ゲームショウでは熱暴走した PS3 もあったようだ。
やはり数は力なのでそれなりに多くの参加者がいれば膨大な計算機能力になる。でもこの場合は Folding@home のためだけに電源を入れているのだから、あまり効率が良いとは言えない。ゲームバックグランドで実行できれば良いが、難しそうだ。

「1年以上かかるはずだった計算も数週間」--Folding@homeにPS3ユーザー25万人以上が登録

ソニーが「PLAYSTATION 3」(PS3)を分散コンピューティングプロジェクトFolding@homeに対応させるアップデートをリリースしてから1カ月になる。スタンフォード大学によると、これに対するユーザーの反応は「驚異的」であるという。
 PS3が同プロジェクトに対応した2007年3月以降、25万人以上のPS3ユーザーが登録し、ネットワークの演算能力が倍以上に跳ね上がった。
 分散コンピューティングは、プロセッサの余力を利用して演算処理を行う手法である。Folding@homeは、PC、Mac、PS3の余剰演算能力を利用して、アルツハイマー病、パーキンソン病、嚢胞性線維症、各種ガンなどの原因を調査している。

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VAIO Type U

2007年04月27日 23時10分11秒 | Weblog
VAIO の type U の前のモデル(メモリ 512MB, WindowsXP)を持っていて、発表や授業のプレゼンテーション用に使用している。1024x600 という非常に中途半端なサイズなので通常のプロジェクターに映しだすと、上下足りない(600ドット)ので画面が上下にスクロールする形になる。だから使いにくいのだが、通常のパソコンと違ってゼロスピンドルモデル(つまり HDD なしで、フラッシュメモリ搭載)なので、すぐに起動できるのが大きなメリットである。他のノートパソコンに異常があったときのレスキュー用としても使える。
最近のモデルでは、メモリが 1GB で Windows Vista になっているが、正直この Vista が結構くせものである。Vista を使うとしても個人的には Vista Ultimate が良いと思っているが、ノートではだいたい Home Premium か Businnes になっている。どっちにしても XP の方が良いのだが、せっかくメモリが 1GB, フラッシュメモリが 32GB になってもあまり魅力を感じないのは Vista のせいか?
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ラックマウント

2007年04月26日 23時47分21秒 | Weblog
もともとスペースがあまり無かったので、ラックマウント型のマシンにしておけば良かったのだが、ずるずると通常のマシンを買い続けたので、かなり場所を取るようになってしまった。だから今年度の購入はラックマウント型のマシンになる予定である。ラックマウントと言っても HDD が4台入るものもあるので、RAID 5 を構築することも可能になっている。ライザーカードなどを用いれば PCI Express に 10Gb イーサネットを挿して使うこともできる。
台数は多くあるので、新規は台数を少なめにしてメモリを多くすることになる。
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部屋の状況

2007年04月25日 22時58分53秒 | Weblog
クラスタ計算機の方は全く片付いていないが、その他の片付けや設定等は順調に進んだので他大学の人を呼んでゼミが出来るまでになった。パソコンの設定、ウイルス対策ソフトやスパイウェア対策ソフトのインストール、Office 2007 のインストールなども終了。プリンタも通常に使用できるようになった。もうすぐ書架や棚などの搬入が行われるので、少なくとも計算機を中量棚に入れて配置しなおすことは出来るようになる。また電源や空調の工事をいずれ(遅くなりそうだが)始まるようだ。
以前もクラスタ計算機の運用までに半年から1年以上かかったので、やはり以前と比べれば総合的に見てかなり環境は良くなったと言えよう。
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最近の研究の関連と展開

2007年04月24日 14時03分56秒 | Weblog
様々な発表を聞いたり、議論していて思うことだが、元来最適化と統計分野は関連が少ないと言われていた。今は統計分野でも最適化手法が用いられるようになってきた。また最適化分野でもロバスト最適化、データマイニングなどで統計との関わりが多くなってきた。数学の世界では確率、統計分野は特殊な領域として見られているが(解析、代数、幾何などが中心、最適化も統計も最近ではバイオ系分野との結びつきを強めている。自分達だけの分野に篭っていないで、積極的に他の分野も見てみよう。
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PS3 の次期モデル

2007年04月23日 13時42分33秒 | Weblog
PS3 を開発マシンとして使用している立場としては、次の PS3 のモデルがどうなるのか興味があるところだが、様々な情報(噂)が流れている。開発専用マシンとしてもう一台欲しいのだが、今の高価格、高消費電力モデルをまた購入するのは避けたい。要するに今の価格が高いので、なるべく部品等を減らして PS3 の価格を抑えて普及につなげたいということらしい。HDD も増えた方が良いが、メモリをとにかく増やして欲しい(これは価格を上げることになるので、難しいかもしれないが)。 Cell をより低いスケール(45nm)での生産品に変えて、消費電力を抑えてクロックを上げて欲しい(クロックを上げるのも難しいかもしれないが)。
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Workshop on Advances in Optimization

2007年04月22日 13時11分19秒 | Weblog
K先生の 60 th Birthday Party も兼ねた国際会議が東工大で行われていたが、無事に終了し、海外からも多くの参加者があったので大成功ではないかと思う。海外からの渡航援助は一切出来なかったので、皆さんには自腹で集まってもらった。Birthday Party を兼ねた国際会議というのはお祭りに近いので、結構楽しんで参加していた人が多かった。もともと最適化分野はあまり利害関係が絡まないせいなのか、全体的にみんなの仲が良い community になっている。他の分野だと学会等でも激しく衝突することも多い(経験済み)。ちなみに今年は単体法(Simplex Method)誕生 60 年、主双対内点法誕生 20 年になる。
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Windows Vista Home Premium

2007年04月21日 22時12分24秒 | Weblog
職場で一台 Windows Vista Home Premium をインストールしてみたが、ソフトウェアの互換性の問題なども多くて使いにくいに状況なので、ほとんど XP ばかりを使用している状況だ。正直使いにくい XP という感じもする。MS-DOS から Windows 3.0 になったときには非常に大きなインパクトがあった。Windows 98 から Windows 2000 になったときにも、安定性の良さ等で満足度は高かった。反対に Windows 98 や Windows Me が出たときには前のバージョンと比較して、その良さ等がわかりにくく大変失望した。ささすがに Vista はそこまで酷くはないが、ノートパソコンを買うにしてもみんな Vista なので XP 搭載のノートが今でも購入したい。
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地震予測地図07年版

2007年04月20日 21時57分34秒 | Weblog
地震予知では、いつ地震が来るかはわからないが、今後30年以内とか50年以内に地震が来る確率は計算することができるようだ。電磁波などを使った別の方法であれば、予知できる可能性はあるのかもしれないが、これまで大量の予算を投じてきていまだに一度も事前予知が出来ていないことを考えると、今までの延長戦上の方法では難しいのだろう。こちらに2007年度版の今後30年に震度6弱以上の地震が発生する確率を示した図がある。やはり東海、東南海、南海地震の発生確率が高いので、その地域の値は非常に高くなっている。反対に先日の能登のようにあまり予想値が低くても大きな地震が発生する確率もあるので、値が低くても安心できないところがある。
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今年度の計画

2007年04月19日 01時20分50秒 | Weblog
いよいよ今年度の科研費などの交付予算が決まってきたので、今年度の購入計画を立てる時期が来た。様々な事情であまり台数を増やせないので、メモリが多い Quad Core のマシンを少数買う計画だが、相当高めの 10Gb イーサネットなども考慮に入れている。また仮想マシンを使用して、見せかけ上複数の仮想クラスタを構築する可能性もある。今年度は SDPA 7.x が完成しつつあるので、その次を見据えて計算機環境の構築を計画する時期に来ている。
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募金

2007年04月18日 01時02分46秒 | Weblog
学会が異なる方には関係ないが、某先生からこちらの募金の宣伝を頼まれた。
かつての同じ学科(前の前の学科だが)で一緒だった先生方の多くが、別の大学に赴任していた。いろいろな噂を聞いていたが、基本的に新しい大学に行って、自由で明るくて研究しやすいと言っているようだ。私は早めに辞めてしまったので、他の先生方は良く我慢していたと思うのだが、聞いてみると私が辞めてしまったことが、他の先生方に影響を与えていたようだ。辞め方についてアドバイスを求められたこともあるが、実はすんなり辞めるのは結構難しい。
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部屋の片付け

2007年04月17日 00時32分42秒 | Weblog
14日に最後の PCサーバ を撤去に行ったが、一台がまだ返却されていないので全ての PC を撤去出来なかった。その他にも貸している PC があるが、面倒なので返してもらわなくてもいいと思うようになった。なるべく行かないで済ませたい。
研究室の方は、電源、空調、棚の3点セットがまだ揃わないので、クラスタ関係はほとんど手付かずで、別の計算機室に移動した、わずかなマシンだけが稼動を待っている状態である。大量の PC を床に並べてあるだけなので、周りの人からは今後どういう展開になるのか興味を持たれている。
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CentOS Ver.5

2007年04月16日 01時29分55秒 | Weblog
頻繁に更新がある Fedora Core Linux をサーバにするのは少し抵抗があるので、CentOS を採用しようと思ったら、バージョンが 4.4 から 5.0 に上がっていた。Fedora Core 6 の成果から Red Hat Enterprise Linux(RHEL) のバージョン 5 が出てきたので、CentOS もバージョン 5 に上がるのが自然な流れである。ちなみに RHEL と CentOS のバージョン 4 は Fedora Core 3 から出てきている。
もうすぐ Fedora Core 7 の正式版が登場するが、現在運用中のサーバ(Fedora Core 6)の OS を Fedora Core 7 に上げないで、CentOS 5 に変更した方が良いような気がしてきた。CentOS 4.4 は Fedora Core 3 相当なので、ここ半年ぐらいに登場したハードに対応していない場合が多いので、導入が難しかったが事情が変わってきた。
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