今年は Aist Super Cluster(大規模 PC クラスタ)での大規模数値実験から始まった。グリッドは SDPA Online Solver で Ninf-G などを使用したが、2005 年のような離れたクラスタ等を繋いで長時間実験を行うということはあまりなかった。それは長時間多くのノードを管理しながら接続して安定した計算を行うことが非常にコストがかかるということであり、研究としての数値実験ならばこれを行うことに大きな意味があるが、それ以外の目的ではもっと気軽にグリッド上で大規模な実行を行えるような仕組みが必要とされているということだと思う。実際に今年はそのような動きが見えた一年でもあった。
また Cell コンピューティングや仮想マシンや gfarm などを用いた最適化方法についても、今年の後半に様々な基礎的検証を行ったが、本格的な動きについては環境の整備などから来年になろう。
また Cell コンピューティングや仮想マシンや gfarm などを用いた最適化方法についても、今年の後半に様々な基礎的検証を行ったが、本格的な動きについては環境の整備などから来年になろう。