IBMが133量子ビットのプロセッサー「Heron」を発表、エラー率を改善
米IBMは2023年12月4日(米国時間)、量子コンピューター向けの新しいプロセッサー「IBM Quantum Heron」を発表した。133量子ビットで、同プロセッサーを搭載した量子コンピューター「IBM Quantum System Two」の稼働を米国ですでに開始している(図1)。併せて、かねて同社が示してきた量子コンピューターの開発ロードマップを今後10年間に拡大した。
米IBMは2023年12月4日(米国時間)、量子コンピューター向けの新しいプロセッサー「IBM Quantum Heron」を発表した。133量子ビットで、同プロセッサーを搭載した量子コンピューター「IBM Quantum System Two」の稼働を米国ですでに開始している(図1)。併せて、かねて同社が示してきた量子コンピューターの開発ロードマップを今後10年間に拡大した。
APACのDC事業者である Digital Edge は、フィリピンでデータセンター・ロボットの試験運用を行っています。
今週のDCDの寄稿の中で、同社はマニラのNarra 1データセンターでロボットのプロトタイプの試験運用を行っていると紹介しました。
株式会社IDCフロンティアは、超高発熱機器対応の「高負荷ハウジングサービス」が、株式会社サイバーエージェント(CA)のAI開発基盤構築にあたって採用されたことを発表した。
「高負荷ハウジングサービス」は、IDCフロンティアの東京府中データセンターにて提供中のサービス。AI開発などに利用されるGPU/HPCサーバーなどの運用が想定されており、1ラックあたり最大20kVAまで機器を運用できる。
CAでは「高負荷ハウジングサービス」を利用して、NVIDIA H100 Tensor コア GPUが80基分が搭載されたサーバー群を運用する。これは国内最大規模とみられ、おもにAIの分散学習に用いるという。
988年7月3日に発生したイラン航空655便撃墜事件は、イラン南部にあるバンダレ・アッバース国際空港からドバイに向かっていたイラン航空655便を、アメリカ海軍の巡洋艦「ヴィンセンス」が対空ミサイルで撃墜した事件です。この事件によって、655便に搭乗していた290人の乗員乗客全員が死亡しました。この事件の発生原因について、エンジニアのジェイソン・レフコウィッツ氏が解説しています。
Jason Lefkowitz: "I want to take a moment to tal…" - the Octodon
https://octodon.social/@jalefkowit/111490485825183949
プログラミング言語「COBOL」は、メインフレームとともに今ではレガシーシステムの象徴のように捉えられている。IT関連資格の定番である「基本情報技術者試験」でも、2019年の秋期試験を最後にCOBOLの出題が廃止され、代わりにPythonが出題されるようになった。
とはいえ、現在でも基幹系を中心にCOBOLが稼働しているシステムは多い。COBOLはいつまで使い続けられるのだろうか。
Microsoftやウィスコンシン大学マディソン校などの研究チームが開発し、2023年4月17日に公開した「LLaVA」は「視覚」を持つAIで、画像を入力するとその画像に基づいて返答を行うことができます。2023年10月5日に登場したLLaVA-1.5はさらにクオリティが向上しているとのことなので、実際にGoogleのクラウドコンピューティングサービス「Google Cloud Platform(GCP)」上で動作させてみました。
LLaVA/pyproject.toml at main · haotian-liu/LLaVA
https://github.com/haotian-liu/LLaVA
国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICT)は11月30日、NICTフォトニックネットワーク研究室を中心とした国際共同研究グループが、既存の光ファイバーで世界最大の伝送容量となる毎秒301テラビット(301Tbps)の伝送実験に成功し、従来の世界記録を更新したと発表した。
今回の記録は、既存の光ファイバーでは未使用であった新しい波長領域を開拓するために、光増幅器と光強度調整器を新たに開発し、多数の波長を利用可能にすることで達成した。
パブリッククラウドサービスを提供するクラウドサービスプロバイダー(CSP)の米Amazon Web Services(AWS)は、11月27日~12月1日(米国時間、日本時間11月28日~12月2日)の5日間にわたり、年次イベント「AWS re:Invent 2023」(以下、re:Invent 2023)を、米国ネバダ州ラスベガス市内の会場で開催している。
Gurobi 11.0では、非線形計画問題の大域的最適解を正確に・素早く確定することができるようになりました。この問題は、化学工学、電力流、価格最適化のような問題領域において有用なものです。さらに、パラメータ チューニング ツールの機能強化を実施しました。これにより、開発チームはチューニング作業において、技術者や作業の枠を超えて計算機資源を共有できるようになりました。
これまでのメジャー バージョンアップと同じく、Gurobiユーザは、業界をリードするソルバーの速度向上を体験するでしょう。Gurobi 10.0と比較して、11.0は次の速度向上を実現しました。
全体的な改良 | 難しい問題(求解に100秒以上を要する問題) | |
---|---|---|
MILP (混合整数計画) |
8.6% | 12.4% |
MIQP (混合整数二次計画) |
12.8% | 22.8% |
Convex MIQCP (混合整数二次制約) |
9.2% | 18.2% |
Non-convex MIQCP (混合整数非凸二次制約) |
133.4% (2.3倍) | 480.2% (5.8倍) |
NVIDIAの2024年第3四半期における収益が前年比206%増となり、過去最高を記録しました。生成AIの普及により機械学習に求められるGPUの需要が格段に増し、データセンターを運営する企業との取引が好調であるとの分析が行われています。
NVIDIA Announces Financial Results for Third Quarter Fiscal 2024 | NVIDIA Newsroom
https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-announces-financial-results-for-third-quarter-fiscal-2024
NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は2024年度内をメドに、超省エネ型データセンター「Green Nexcenter」の展開を開始すると発表した。商用コロケーションサービスとしては初めて、直接液冷(Direct Liquid Cooling)方式のサーバーに対応するのが特徴。第1弾となる施設は「横浜第1データセンター」で、既存施設を一部リノベーションする形式になるという。
「そうきたか」。Rapidus(ラピダス、東京・千代田)とAI(人工知能)処理専用チップを手掛けるカナダTenstorrent(テンストレント)の協業発表を耳にした時、記者は、膝を打った。Tenstorrentにとってはまだ「新たなファウンドリー選択肢の1つ」でしかないが、ラピダスが掲げる短TAT(Turn Around Time)量産との親和性は高そうだ。
ZoomやTeamsなどを用いてオンライン会議に臨んだ際に通常の作業とは種類の異なる疲労感に襲われた経験がある人は多いはず。オンライン会議による疲労は「Zoom疲れ」という俗称で知られていますが、新たに脳波検査や心電図検査を用いた研究によってZoom疲れが実在することが確かめられました。
Videoconference fatigue from a neurophysiological perspective: experimental evidence based on electroencephalography (EEG) and electrocardiography (ECG) | Scientific Reports
https://www.nature.com/articles/s41598-023-45374-y
インテル、生成AI時代の新CPU“Core Ultra”発表 ローカルでの画像生成やLLM活用を披露
「現在はAIモデルの構築から機械学習、チューニングまでクラウド上で行っている。しかし多様なニーズに応えるため、今後はエッジやローカル側でも処理する必要がある」──インテル新規事業推進本部の大野誠本部長は、12月25日の発表会でそう語った。
11月16日、「Google Cloud Next Tokyo '23」 2日目の基調講演を開催した。クラウドを活用するエンジニア・開発者に向けた最新情報、ユーザー企業がGoogle Cloudのサービスを利用することでどう変化していくのかなどを紹介。さまざまなGoogle Cloudのサービスを利用することで変化する企業の実態を説明した。