ソニーのゲーム事業が 2007 年 10 ~ 12月に黒字になり、PS3 についても販売台数が上向き始めたこともあって最悪の時期は脱しつつあるようだ。PS3 がブルーレイを搭載していることも追い風になると言われている。結構前から PS3 に搭載されている Cell には注目していて、Cell 上での最適化もいろいろと試してきた。PS3 上で SDPA を動かすという目的も 7.0.5 で一応達成した。Cell 本来の SPE をフルに活用するところまでは到達していないが、SPE が単精度計算を中心に設計されていることや、PS3 のメモリが256Mbyte に限定されていることもあって、本格的な活用は今後の課題になる。
現状では Intel & AMD 系の CPU を積んだ PC の方が速くて、メモリも多いのでメリットは少ないが、PS3 に Fedora 8 などの Linux を搭載することによって、簡単に SDPA 7.0.5 を用いることができる。詳しい方法はマニュアルを参照していただくことにして、基本的に
yum install lapack-devel blas-devel
configure
make clean
make
で終わるはずである。ただこれでは速度が遅いので、ATLAS や GotoBLAS を用いた方が良いが、前者はチューニングが終了するまでに何時間もかかるので、後者の方をお勧めする(性能も良い)。
現状では Intel & AMD 系の CPU を積んだ PC の方が速くて、メモリも多いのでメリットは少ないが、PS3 に Fedora 8 などの Linux を搭載することによって、簡単に SDPA 7.0.5 を用いることができる。詳しい方法はマニュアルを参照していただくことにして、基本的に
yum install lapack-devel blas-devel
configure
make clean
make
で終わるはずである。ただこれでは速度が遅いので、ATLAS や GotoBLAS を用いた方が良いが、前者はチューニングが終了するまでに何時間もかかるので、後者の方をお勧めする(性能も良い)。