名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-6 四間飛車に中央位取り(3)

2023-04-27 | 基本定跡の研究

中央位取りがかなり優秀なようなので、振り飛車はどう指すべきか、AIに聞いてみます。

12香は後回しにして高美濃に組みます。46歩54歩同歩同銀55歩43銀

早めに5筋の歩を交換してしまえば、45歩73桂

45歩を取らないで待つことができます。12香や41飛は、引き角に対してマイナスなので後回しにするというわけなのでした。以下は必然ではないですが、24歩同歩(24同角もある)47銀上84歩46銀41飛68金寄

こんな図が一例でしょうか。評価値は+82、それでも先手の作戦としては攻める手には困らないから悪くないです。4筋の歩をどちらから取るか、後手から45歩を取られたら何でとるか(45同桂が有力)でも1局です。

 

話は変わりますが、96歩を保留した中央位取りから引き角にして

22飛46角から駒組を進めて

あとは48銀を88にまでもっていく穴熊の構想がアマチュア間で流行したことがあります。30年前くらいでしょうか。AIに聞いてみると、

この辺りで54歩を突いて、54同歩同銀45歩

45同桂でも45同銀同銀同桂でも、44歩から桂を取られる展開になります。57角43銀45銀33桂56銀53角99玉62角79銀44銀

この図で評価値は-90、後手ペースになっています。まだ穴熊が完成していなくて、35歩の攻めがあるから後手が指しやすいのでしょう。先手は欲張り過ぎました。

 

コメント
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