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名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS4-13 ゴキゲン中飛車(106)

2025-05-01 | 基本定跡の研究

後手の選択肢として、玉の移動よりも「銀対抗」を優先することはできます。

先手の速攻 (後手玉を移動したら35歩や45銀の攻めがあった) を警戒しているわけですが、78玉~68銀~77銀とされると合流します。先手が違いを生かそうと、78玉62玉58金右72玉66歩

持久戦模様に切り替えることはできます。後手が56歩同歩と動くのは最善ではないのですが、先手が55歩

飛を捕獲するよ、というのも (AIに聞くと) 最善ではないようです。67金などから駒組するほうが優ります。さて互いに最善ではないので意味不明の定跡ですが、55銀67金66飛

66同金同銀68金56歩53飛

中村先生は先手優勢だとしています。でも評価値は+173、どちらが正しいでしょうか。AIの読みを追いかけてみましょう。57金43飛成68金同銀57歩成

57同銀引同銀成33角成52銀

人間的には最善かどうかもわからないのですが、AIはほぼ必然だと考えています。41竜33桂32竜

68成銀同飛57銀18飛27金

67金18金57金45桂

激しいやり取りですが、駒の損得は消えています。67金56歩58歩28飛68金打

先手玉の守りは修復されて、57歩成同歩19金55角29飛成54銀

ここまで来れば評価値は+552の先手有利となるのですが、最初のあたりではAIも読み切れていません。

ちょっと不思議な定跡ですが、結果が知られたら出てくることはないでしょう。



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