名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

第240回名南将棋大会(壱)結果速報

2023-04-29 | 名南将棋大会

本日は第240回名南将棋大会(壱)を開催しました。結果速報です。

A級優勝

畠山大樹さん

B級優勝

花井進さん

C級優勝

佐藤翼さん

D級優勝

葛西直樹さん

戸松克彦さん

荒島栄一さん

三原舜一朗さん

E級優勝

櫻木寿賢さん

F級優勝

地下好さん

G級優勝

髙木弘志さん

加藤了さん

優勝された方々、おめでとうございます。

参加された皆様、ありがとうございました。

 

過去12回分の優勝記録です。

半分にして拡大します。

 

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SS1-7 四間飛車に棒銀(1)

2023-04-29 | 基本定跡の研究

四間飛車に対しての急戦、57銀左の系統の最後は棒銀です。

この図に至るまでの振り飛車の待ち方、54歩や64歩を突いてあるとか、32銀の形とか41金の形とか、そういうことを気にしないで指せるのが棒銀のシンプルなところです。37銀54歩46歩(この歩を突くタイミングには議論がある)14歩16歩(端歩を突く突かないでも変化がある)64歩26銀32飛

38飛51角35歩62角

この形が一番多く指されました。34歩同銀45歩

45同歩には33歩があるし、43銀35銀も先手良し。43金とするのは森安秀光先生が最初に指したのでしたっけ。44歩同金45歩

45同金には33歩なので、43金と引いて26銀

銀取りを避けます。ここから2通りあって、45銀11角成33桂

先手は1歩損ですが持ち歩があって馬を作っているので駒得です。評価値は+124、ちょっと先手が良いのでしょう。定跡書にも細かい手順が書いてありますが、AIは46歩44角77桂34銀58銀右74歩66歩75歩67金右・・・という手順を第1候補に読んでいます。

もう一つは

この図から33桂46銀右

評価値は+56、先手の得は保っているというくらいの難しい図です。AIは31飛77角など、様子見の手を候補にしていますから、互いに難しいのでしょう。振り飛車から見ると、馬を作らせない方が良いです。

 

昭和の終わりから平成の初めころまでに、2つの図の先はかなり指されたと思うのですが、どちらが良いとも結論は出ていません。居飛車側から見ると、対四間飛車はその2つの図にほぼ誘導できたし、他の定跡を研究しなくても済んだので、マニア化したのでしょう。加藤一二三先生がずっとこだわったというのも納得できる経緯があります。後手番でも大きな違いはなくて使えそうですし。

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