名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-6 四間飛車に中央位取り(1)

2023-04-25 | 基本定跡の研究

45歩急戦は後手が誘導する意味合いが強いのですが、嫌った場合には

54歩を突かないで64歩か12香と待つわけですが、先手としては中央位取りを選択することができます。子供のころ読んだ定跡書には、41飛56銀12香46歩74歩37桂63金

12香41飛の形で待っているのが形で、45歩同歩同桂51角

という図は後手が指しやすいです。評価値は-127。私の記憶では42角と書いてあった気がするのですが、54歩同銀46歩の図は

評価値は+314、先手有利です。46歩ではなくて、22角成45銀同銀33角のさばきで後手有利と書いてあったはずです。この図で51角の形ならば、44歩と打てるので後手有利です。

先手としては45同桂ではだめなので、45同銀と取って

一局です。評価値は+10、大山先生の棋譜にも類似局が多数あります。

先手としては、68金上としないで位を取るほうがねらいが増えるのです。

この図から検討していきましょう。64歩56銀74歩37桂12香46歩41飛45歩

後手は45同歩同桂に備えた陣形なのですが、AIの指摘は45同歩に24歩同歩79角

引き角と組み合わせることができるのです。この図の評価値は+242、AIは端角とか引き角とか、角が使えると良い値を示しますね。54歩ならば45桂44角(51角には24角)88角

63金24飛22歩46歩

この46歩はぱっと見える手ではないですが、後手からの反撃を緩和しています。51飛54歩88角成同玉54銀55歩44角34飛

こんな調子で評価値は+200代後半、もう少しで先手有利になるというところです。55銀には77角で先手有利、43銀24飛で模様良しです。

 

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