名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋問題集 20180421

2018-04-21 | 大山将棋研究
後手番大山先生の手を考えます。

第1問


目標ができました。
A 62歩 B 63歩 C 45歩

第2問


こうやって待っておくところでしょう。
A 64歩 B 52銀左 C 33飛


ここからは先手番中原先生の手を考えます。

第3問


悪くても暴れるしかありません。
A 73歩 B 96香 C 96金

第4問


攻めをつなぎます。
A 84飛 B 62飛 C 91飛打

第5問


まだ足りないようなのですが
A 92金 B 71銀 C 92銀
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大山将棋研究(861);四間飛車に玉頭位取り(中原誠)

2018-04-21 | 大山将棋研究
今日の棋譜20180421
昭和61年6月、中原誠先生と第44期名人戦第5局です。

大山先生の四間飛車に中原先生は玉頭位取りです。

大山先生は囲いを後回しにして石田流を目指しました。

中原先生の46歩から47銀というのは、玉頭位取りとの組み合わせでは珍しい指し方です。

6筋の歩を交換して

囲い合ってから64歩。これは欲張りなところなので

大山先生は63歩と合わせて再度の64歩を取ってしまいます。

金銀交換でも歩得なので手堅く銀を打って守りました。

中原先生は歩切れが痛いです。飛車を6筋にもっていって

95歩同歩と突き捨てて、それなのに攻めないで(攻める手もないのですが)69飛というのは「不利な時には戦線拡大」ではありますが、はっきり苦しいでしょう。大山先生は37桂成同桂36歩を決行しても良さそうですが(45桂同歩33金44飛か45桂に37歩成か)

31角、最初のチャンスは見送る、というタイプです。

端を逆襲しました。

中原先生は破れかぶれなのかもしれませんが、98香~99飛という指し方には驚きます。

大山先生は歩を渡すのですが、右側を乱しにかかりました。

歩をもらった中原先生に逆襲のチャンスです。桂馬を使い

守りの金も使って(ここで大山先生は58歩成を決めるほうが得だと思うのですが)

これも棒金というのでしょうか。端を攻めます。

大山先生は全部清算して飛と金桂の二枚換え、玉の堅さも違いますから優勢に近いです。

84香83香を入れて62歩というのはどう応じるか悩みますね。62同金は利かされ、71金は無難な感じですが

84香61歩成というのも、玉を植えに逃げ出す準備で大山先生らしいです。ここで86歩が詰めろで大山先生の勝ち筋。

なのですが、大事を取って94歩同飛83銀と受けました。中原先生は飛車をつないで

94銀同飛成83金に92銀。逆に詰めろがかかるようになって逆転しているようです。

74銀に81銀不成で受け無し、投了図です。

中原先生が無理なことをして少し指しにくいというところから、我慢しきれずに傷を広げてしまいました。端を逆襲するというのが勝負手でしたが、逆転に至りません。だけど優勢がはっきりしたはずの大山先生が、より安全に指そうと思ったのが失敗でした。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:中原誠名人
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 4三銀(32)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 6八銀(79)
18 5二金(41)
19 7五歩(76)
20 3五歩(34)
21 2五歩(26)
22 3三角(22)
23 7七銀(68)
24 3二飛(42)
25 7六銀(77)
26 4二角(33)
27 4六歩(47)
28 3四飛(32)
29 4七銀(48)
30 3三桂(21)
31 6六歩(67)
32 6四歩(63)
33 6五歩(66)
34 同 歩(64)
35 同 銀(76)
36 5四歩(53)
37 6六角(88)
38 1四歩(13)
39 8八玉(78)
40 1五歩(14)
41 7八金(69)
42 8二玉(72)
43 6七金(58)
44 7二銀(71)
45 7七桂(89)
46 1二香(11)
47 6四歩打
48 6三歩打
49 同 歩成(64)
50 同 金(52)
51 6四歩打
52 同 金(63)
53 同 銀(65)
54 同 角(42)
55 7六金(67)
56 6三銀打
57 2四歩(25)
58 同 歩(23)
59 6八飛(28)
60 2五桂(33)
61 9五歩(96)
62 同 歩(94)
63 6九飛(68)
64 3一角(64)
65 4八角(66)
66 5二銀(43)
67 8六歩(87)
68 9六歩(95)
69 9八香(99)
70 5五歩(54)
71 同 歩(56)
72 4五歩(44)
73 9九飛(69)
74 3六歩(35)
75 同 銀(47)
76 5七歩打
77 9三歩打
78 同 香(91)
79 8五桂(77)
80 9五香(93)
81 4五銀(36)
82 9四飛(34)
83 8七金(78)
84 7四歩(73)
85 5七角(48)
86 7五歩(74)
87 6六金(76)
88 6五歩打
89 6七金(66)
90 8四歩(83)
91 9六金(87)
92 同 香(95)
93 同 香(98)
94 同 飛(94)
95 同 飛(99)
96 8五歩(84)
97 8四香打
98 8三香打
99 6二歩打
100 8四香(83)
101 6一歩成(62)
102 9五歩打
103 同 飛(96)
104 9四歩打
105 同 飛(95)
106 8三銀(72)
107 9一飛打
108 9四銀(83)
109 同 飛成(91)
110 8三金打
111 9二銀打
112 7四銀(63)
113 8一銀(92)
114 投了
まで113手で先手の勝ち


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将棋上達法実践編(2)

2018-04-21 | 将棋上達法則
今日はHくんのレッスン2日目でした。

詰め将棋は1日1問は解くように宿題を出しておいたのですが、10問解いてきてくれました。11問目をやってもらうと、盤駒を使ってもまだまだ苦労しているようですが、ちゃんと解けました。これは継続です。

棋譜並べは前回の将棋を再現してもらいましたが、怪しいところがあるようです。まだまだ経験が足りないので、ここはこう指すもの、相手もこう応じて、と続いていく手順が頭の中に入っていないのでしょうね。1手ずつ覚えて163手は大変なはずです。今日は復習1局と新しく1局(予習してきてもらいました)。

いくつも並べていけば応手の固まりで覚えられるので、だんだんに楽になるはずです。
教える私の方は、もっとスムーズに進むのかと4局分覚えていったのですが、2つだけ暗記しておくほうが速く進行できたかなあ、と反省です。手順前後が入って、本を見ながら確認しての振り返りでした。

本の1局目1局目は大山山田戦で山田定跡(というか、左46銀というか、ななめ棒銀)の将棋でしたから、その戦型で練習将棋を2局指しました。ヒントを出したり戻ったりしながら、実戦の指し方を学んでいきます。

今日学んだこと
①形勢判断の復習;ちょっと慣れてきました。
②田楽刺し、垂らしの歩、端玉には端歩、舟囲い攻略の88銀の手筋、など手筋を学びました。
③攻め駒4枚で寄せること。4枚にならなければどう増やすかを考えてもらいました。

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