鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

春から縁起が良いもので、金杯!ではなく金彩で工房がスタート…

2023-01-04 21:39:04 | 日記
今年もはや4日目。社会的にはいわゆる「仕事始め」ということになっています。もっとも、お役所や銀行等の公的な場はともかく、世の中的にはまだまだお正月休み・・・ということが多いようです。ワタシの場合も御多分にもれず「もう少しだけお正月気分を…」ということで、昨日の母校のこのシーン

の余韻冷めやらず、テレビ各局のレビュー番組を観まくっています。

ふり返れば2年前の箱根駅伝でも母校は最終10区で3分以上先行されていた首位の創価大を猛追して歴史的な大逆転優勝を遂げてくれました。

でも…、その後に逆転した3年生ランナーのある問題が発覚して、一時は大騒ぎになりました。私たち卒業生の間でも「駅伝はこの後、どうなるの」「大八木監督の立場は?」伝々、いろいろな話が駆け巡っていたことを思い出します。あの時の騒ぎはもうすっかり、忘れ去られた感がありますが…。そのようなこともあり、昨年の大会で優勝を逃した後の今回の箱根駅伝優勝、ならびに大学3大駅伝制覇は本当に意味深く思います。大学時代からの友人達からもしきりに「優勝」を喜ぶ連絡やメールが届きます。

スポーツライターの生島淳さんも「NumberWeb」にて、今回の箱根駅伝がいかに苛烈なレースだったかをアップし、特に「史上最高の2区」をメインに取り上げていました。

さらに復路後半の8区でも1位と2位の差が1分以内でテレビでもひとつの画面に両校ランナーが収まる光景はここ何年も無かったことで、まさに歴史的な好レースだったと思います。

そして来年は記念すべき100回目の箱根路。20年以上も指導してきた大八木監督は退き、愛弟子の藤田敦史ヘッドコーチが引き継ぐのだとか。今回のレースで大八木監督は箱根への山登り5区と下りの6区で大胆にも1年生を起用して好走し、優勝への足がかりとしました。この1年生に貴重な経験を積ませる用兵をおこなったことは、ある意味、次に監督を務める藤田コーチへの「プレゼント」だったのかも、などと思ったりもします…。

箱根駅伝の余韻にひたりつつ、本日からウチの工房でも今年最初の陶芸教室。毎年、お正月早々にお皿の絵付けに来てくれる市内在住のチャーミングなお嬢さんが、今年は「金継ぎを…」とのリクエスト。その声にお応えして、お持ち込みいただいた器やフィギュアの接合と金継ぎ作業。

さまざまな方法の中から、今回は比較的短時間に接合できる策を選び、金継ぎまで進みました。時代を感じる美しい藍染めの磁器の皿、そして以前お買い上げいただいた私の黄色い作品ともに、欠けてしまっていた口縁部に金彩を施して生き返りました。

特に、磁器への金継ぎはとても似合うように思います。
今から3年ほど遡って、まだコロナ前の2019年・猪年のお正月に手がけられたイノシシの置物。焼成したさいに欠けやクラックが入ってしまったままになっていましたが、このたび金継ぎして全体の雰囲気が大幅に変わりました。


ともにこの後、ゆっくり乾燥させて完成の運びとなります。

今後、陶芸教室と並行して、さまざまなニーズにお応え出来るよう幅広い選択肢を揃えた金継ぎも工房のラインアップに加えたいと思っています。作陶するだけでなく、大事に使っていながらも惜しくも破損してしまった器の金継ぎ補修まで、きめ細かく対応出来る工房を目指しています。実現の目途が立ちましたら、あらためてご紹介させていただきます。

改めまして今年も、陶芸工房・佐助Room114 、ならびにカフェ・チー坊ノワール&鎌倉スパイス・鎌倉紅茶をはじめとするアイテムの数々のご愛顧、よろしくお願いいたします。

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