本日5月3日、憲法記念日からゴールデンウイークの後半がスタートしました。朝日新聞朝刊第1面ではもちろん、憲法に関する記事から。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/5d/9faf30d42739db758f3fd9ba62b7e8d1.jpg)
しかしながら「議論なき9条」という見出しのとおり、昨今は9条をはじめとして与野党・国民の間で真摯な憲法論議があまり交わされていない中で、ロシアのウクライナ侵攻に乗じて? 防衛力強化への道をひたひたと進められているように思われて仕方がありません。なんとかならないものでしょうか…。
などと、紙面を読みつつ少々ため息をつきながら、ワタシのライフワークのひとつともなっている「大型連休交通状況チェック」を。
午前5時、都心から郊外各地に向かう高速道路は早くも渋滞…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/90/8b543545ac660886053d93208b2845f9.jpg)
というよりも、テレビの情報によると前日2日の夜から、高速道路はずっと渋滞し続けているのだとか。
そして3時間後の8時
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/ee/49afe64ffeedc82c2e7f750549a5ad6a.jpg)
渋滞はますます延びて、遠く軽井沢方面でも混雑が始まっています。
わが家の周りでも佐助川沿いの道は、朝早くから銭洗弁財天に向かう人の波が出来ています。お昼前には人の流れが一時的に収まりましたが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/cc/b898ddd599db540fd02b60f1d58c5e02.jpg)
明日以降も続く連休中、市内各所は散策の方々で賑わうことでしょう。
そのような中、連休中のささやかな楽しみとなるのが、今回のブログ冒頭にも記しましたように新聞や雑誌、書籍、そしてテレビのドキュメント番組に触れるひと時。
おりしも4月末の連休前半、朝日新聞を読んでいたところ、昨年の1月から8月まで同紙に連載されていた池澤夏樹氏の「また会う日まで」を加筆編集した単行本の書評が掲載されていました。書評をしたためたノンフィクション作家・保坂正康氏の抑揚の効いた文書にも心打たれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/02/bbc0082bba4c19f9bd004afeba3b2c8d.jpg)
池澤氏の大叔父・秋吉利雄さんがたどった軍人、天文学者、そして敬けんなキリスト教徒という時には矛盾する様々な微妙な立場の生き方を書き記した大作です。
ワタシが池澤夏樹という人の存在を知ったのは、今からちょうど半世紀前に刊行された「ユリイカ」」1973年1月号という当時の文学界でも極めて特異的な雑誌をとおしてでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/1d/f11e191ba818e14d07f88d01b9b9f88a.jpg)
あの頃、氏の肩書は「詩人」でした。ワタシはその頃はまだ高校生でしたが、叔父が「ユリイカ」に寄稿していた縁で池澤氏の詩に出会い、今現在までず~と、氏の作品を読み続けています。
池澤氏の「また会う日まで」の主役・秋吉さんの親友で空母「飛龍」の艦長としてミッドウェー海戦で戦死した加来止男(かくとめお)の存在は様々な書籍をとおして知っていました。そしてこの小説をとおして、あらためて、国、政治、戦争、組織、学問、信仰、そして本来ならば国家というものの根底を支えるハズの国民の命が軽んじられてきた歴史をあらためて思い知らされるような気がします。
朝日新聞に池澤夏樹氏の「また会う日まで」の書評が掲載された4月29日の翌30日、NHKテレビでは「戦艦武蔵の最期」が放映されていました。今から70以上前に日本が西洋列強と無謀な戦いを繰り広げた太平洋戦争にて、戦艦大和とともに「不沈艦」と信じられていた戦艦武蔵の最後の戦いと沈没するまでのこのドキュメントは、まさにNHKならではの奥深い下調べと取材の結晶といっても過言ではないでしょう。このドキュメントの中で戦艦武蔵の艦長・猪口敏平が武蔵とともに海に沈む前にしたためた日本国への遺書が伝えられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/6f/20a6cdea94362f0ed5c3dcb766f85054.jpg)
遺書には、武蔵を失って申し訳ないこと、他の艦船に被害無いこと、生存者を退艦させて命を救えること、さらに私ほど恵まれた者はない…その他、無念の思いや部下への感謝の気持ち等を短い文章に凝縮して記しています。何回読んでも胸に沁みます…。
今のこの国の行方を司どる政治家の皆さんははたして、空母「飛龍」加来、戦艦「武蔵」猪口両艦長のような平和への想いや部下への思いやりがあるのかとこと問えば、おそらく答えは「ノー」ということになるのでしょう…。
そのうえで、とかくNHKの報道の在り方が批判されがちですが、あらためてNHK まだまだその底力衰えていないようにも思えます。
この連休以前から、陶芸教室では春に行なわれた野球WBC優勝の話題で盛り上がっていました。そして連休直前になると、ひさしぶりに勝ち続けてセ・リーグ首位に立っている横浜DeNAベイスターズの話で持ち切りです。大谷選手が活躍したWBC優勝を契機に日本中で野球があらためて関心を集めているようですが、ウチの工房も例外ではないようです。
そしてまさに今、ワタシの母校も熱戦の真っ最中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/c6/e60b87c0bf5edb084ba05983d5c1b188.jpg)
1点差でリードしています。この試合に勝利すると、貴重な勝ち点1をマーク出来ます。午後の陶芸教室開講までつかの間、母校野球部へ熱視線! と思っていたら負けてしまった、アタタっ…。
遠くへ出かけられなくても、陶芸教室が待ってます。そして野球観戦も楽しんで…。道が混むのでクルマは運転出来ないけれど、そのぶん お酒を飲んじゃうし。
ほどほど楽しい連休はまだまだ続きます…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/5d/9faf30d42739db758f3fd9ba62b7e8d1.jpg)
しかしながら「議論なき9条」という見出しのとおり、昨今は9条をはじめとして与野党・国民の間で真摯な憲法論議があまり交わされていない中で、ロシアのウクライナ侵攻に乗じて? 防衛力強化への道をひたひたと進められているように思われて仕方がありません。なんとかならないものでしょうか…。
などと、紙面を読みつつ少々ため息をつきながら、ワタシのライフワークのひとつともなっている「大型連休交通状況チェック」を。
午前5時、都心から郊外各地に向かう高速道路は早くも渋滞…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/90/8b543545ac660886053d93208b2845f9.jpg)
というよりも、テレビの情報によると前日2日の夜から、高速道路はずっと渋滞し続けているのだとか。
そして3時間後の8時
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/ee/49afe64ffeedc82c2e7f750549a5ad6a.jpg)
渋滞はますます延びて、遠く軽井沢方面でも混雑が始まっています。
わが家の周りでも佐助川沿いの道は、朝早くから銭洗弁財天に向かう人の波が出来ています。お昼前には人の流れが一時的に収まりましたが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/cc/b898ddd599db540fd02b60f1d58c5e02.jpg)
明日以降も続く連休中、市内各所は散策の方々で賑わうことでしょう。
そのような中、連休中のささやかな楽しみとなるのが、今回のブログ冒頭にも記しましたように新聞や雑誌、書籍、そしてテレビのドキュメント番組に触れるひと時。
おりしも4月末の連休前半、朝日新聞を読んでいたところ、昨年の1月から8月まで同紙に連載されていた池澤夏樹氏の「また会う日まで」を加筆編集した単行本の書評が掲載されていました。書評をしたためたノンフィクション作家・保坂正康氏の抑揚の効いた文書にも心打たれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/02/bbc0082bba4c19f9bd004afeba3b2c8d.jpg)
池澤氏の大叔父・秋吉利雄さんがたどった軍人、天文学者、そして敬けんなキリスト教徒という時には矛盾する様々な微妙な立場の生き方を書き記した大作です。
ワタシが池澤夏樹という人の存在を知ったのは、今からちょうど半世紀前に刊行された「ユリイカ」」1973年1月号という当時の文学界でも極めて特異的な雑誌をとおしてでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/1d/f11e191ba818e14d07f88d01b9b9f88a.jpg)
あの頃、氏の肩書は「詩人」でした。ワタシはその頃はまだ高校生でしたが、叔父が「ユリイカ」に寄稿していた縁で池澤氏の詩に出会い、今現在までず~と、氏の作品を読み続けています。
池澤氏の「また会う日まで」の主役・秋吉さんの親友で空母「飛龍」の艦長としてミッドウェー海戦で戦死した加来止男(かくとめお)の存在は様々な書籍をとおして知っていました。そしてこの小説をとおして、あらためて、国、政治、戦争、組織、学問、信仰、そして本来ならば国家というものの根底を支えるハズの国民の命が軽んじられてきた歴史をあらためて思い知らされるような気がします。
朝日新聞に池澤夏樹氏の「また会う日まで」の書評が掲載された4月29日の翌30日、NHKテレビでは「戦艦武蔵の最期」が放映されていました。今から70以上前に日本が西洋列強と無謀な戦いを繰り広げた太平洋戦争にて、戦艦大和とともに「不沈艦」と信じられていた戦艦武蔵の最後の戦いと沈没するまでのこのドキュメントは、まさにNHKならではの奥深い下調べと取材の結晶といっても過言ではないでしょう。このドキュメントの中で戦艦武蔵の艦長・猪口敏平が武蔵とともに海に沈む前にしたためた日本国への遺書が伝えられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/6f/20a6cdea94362f0ed5c3dcb766f85054.jpg)
遺書には、武蔵を失って申し訳ないこと、他の艦船に被害無いこと、生存者を退艦させて命を救えること、さらに私ほど恵まれた者はない…その他、無念の思いや部下への感謝の気持ち等を短い文章に凝縮して記しています。何回読んでも胸に沁みます…。
今のこの国の行方を司どる政治家の皆さんははたして、空母「飛龍」加来、戦艦「武蔵」猪口両艦長のような平和への想いや部下への思いやりがあるのかとこと問えば、おそらく答えは「ノー」ということになるのでしょう…。
そのうえで、とかくNHKの報道の在り方が批判されがちですが、あらためてNHK まだまだその底力衰えていないようにも思えます。
この連休以前から、陶芸教室では春に行なわれた野球WBC優勝の話題で盛り上がっていました。そして連休直前になると、ひさしぶりに勝ち続けてセ・リーグ首位に立っている横浜DeNAベイスターズの話で持ち切りです。大谷選手が活躍したWBC優勝を契機に日本中で野球があらためて関心を集めているようですが、ウチの工房も例外ではないようです。
そしてまさに今、ワタシの母校も熱戦の真っ最中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/c6/e60b87c0bf5edb084ba05983d5c1b188.jpg)
1点差でリードしています。この試合に勝利すると、貴重な勝ち点1をマーク出来ます。午後の陶芸教室開講までつかの間、母校野球部へ熱視線! と思っていたら負けてしまった、アタタっ…。
遠くへ出かけられなくても、陶芸教室が待ってます。そして野球観戦も楽しんで…。道が混むのでクルマは運転出来ないけれど、そのぶん お酒を飲んじゃうし。
ほどほど楽しい連休はまだまだ続きます…
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