つい先頃の週末にウチの地元の街で開催された「鎌倉佐助のさんぽ市」に際しては、町内、市内はもとより、逗子・葉山・横浜、そして東京方面からもお越しいただき、あらためてお礼申し上げます。
「この先 徒歩32歩」ほど辿ったウチの工房も、例年にたがわず、陶芸絵付けをはじめとするプチイベントでそこそこの賑わいの2日間となりました。
そして8月・葉月の始まりとなった昨日、東京や私が住まう神奈川方面は「数十年に一度の大雨に注意」という予報どおり、ワタシの家の付近でも午後から横殴りの豪雨に…。
知り合いの市議会議員・長嶋竜弘さんのfacebookでは、「水たまりの定番箇所」若宮大路・横須賀線下の冠水の状況を素早くアップしていました。
「うわぁ、滝のような雨と雷…、怖いなぁ…」と窓越しに空を眺める傍ら、ウチの同居人さんのもとにはLINEを通じて「お店の前の道路が川になってる…」「膝まで水が…」といった緊急連絡が。そして「佐助はどんな具合!?」との連絡が入ったようで、かの同居人さんは「ねぇ、佐助川の様子を見てらっしゃいな!」と恐怖の? 号令です…。
「やれやれ、泣く子と オンナのオジサンにはかないませんね…」といささか自嘲気味に、ビニール傘を差して佐助川へ。いつもなら、道路から1mほど下の川床にちょろちょろと水が流れているだけの小川が茶色い濁流と化しています。「佐助川氾濫は時間の問題、と思いきや…。
幸いなことに徐々に雨脚は弱まり、数年前の豪雨の際、この佐助川沿いの道路に水が溢れて街中に樹木片やゴミが散乱した惨劇の再来はなんとか阻止できそうで、ほっと安堵…。
ちなみに、かの豪雨から一夜明けた本日の佐助川…。
いつもどおりのちょろちょろな表情に戻っていました。
昨日の豪雨の間に停電があり、ウチのパソコンもしばし「昇天」…。再起動させて社会復帰と思っていたら、あに図らんや、
いつまでも「更新…」のまま、ついに日付け変更線を越えても青い画面が延々と続きます。
傍ら、領収証の山と格闘するウチの同居人さんの横、黒猫ノワールが「早く寝ようよ…」と、テーブルの上でゴロリとアピールし続けています。
視線はしっかり、預金通帳!?。「あぁ、こりゃダメだ」とでも言いたげに、しきりにタメ息ついてます…。
そして豪雨との闘い終えて日が明けて、ワタシのPCもどうにか社会復帰へ向けて「秒読み…」。
pCが「社会復帰」後におもむろに現れたfacebookの画面は、何ゆえか唐突にもワタシが若かりし頃に一世を風靡した名車・日産のケンメリ・スカイラインのリターンシーン。
1970年代に活動していたBuzzの「ケンとメリー~愛と風のように」というやさしさに溢れる曲とともにケンとメリーというカップルと名車スカイラインが織り成すCMはワタシ世代のクルマ好きにとってはまさに「青春のワンシーン」でもあります。
Buzzの「ケンとメリー~愛と風のように」の歌詞の中の
「♪心はあるかい 愛はあるのかい
見なれた時計を 部屋に残して」
というクダリを思い起こしながら、夜、ほろ酔い気分で家に戻ると、「あらら…」
ウチの同居人さんが凝り固まった肩を、ご近所のヤングミセスにポキポキしてもらっています。色気のかけらもありません、こんな姿 誰にも見せられません。黒猫ノワールも顔を背けて「イヤイヤ」しています。
いみじくも、Buzzが歌う「ケンとメリー~愛と風のように」の中の
「♪道のむこうへ出かけよう 今が通りすぎてゆく前に」というフレーズが妙に心に残ります。
なにはともあれ明日、今が通りすぎてゆく前に 道のむこうへ出かけてしまいたい衝動にかられる葉月の候…。