
ウクライナでの戦争について、アメリカとヨーロッパ諸国が話してみたところで、結局はプーチンが今後どう出るかという話でしかない。
その前のトランプ・ブーチン会談は共同記者会見の内容は推定されるものばかりではあるのだが、日テレNEWSによれば、トランプが求めるウクライナでの即時停戦は実現するはずもない。
プーチンが主導権を握っていた。ロイター通信によれば、プーチンが戦争終結に向け突きつけた条件は、以下の通りだという。
(1)ウクライナ東部ドンバス地方(ドネツク州・ルハンシク州)から、ウクライナ軍が完全撤退する。それと引き換えに、ロシア軍は南部ヘルソン州とザポリージャ州で前線を凍結する。また北東部スムイ州とハルキウ州で、ロシア軍が占領している小規模な地域を返還する用意がある。
(2)クリミア半島に関するロシアの主権の承認。
(3)ウクライナのNATO(=北大西洋条約機構)への非加盟。ただし、別の形で安全保障の仕組みを持つことは可能。
(4)経済制裁の一部解除。
(5)ウクライナ全土または一部で、ロシア語の公用語化。
(6)ウクライナにおいてロシア正教会が自由に活動する権利。
こんなもの、受け入れられるわけがない。
そしてウクライナとアメリカ・ヨーロッパ諸国がどのような話し合いになったのか、不透明なままである。
内容もわからないまま、いいことが進んでいるみたいに報道するのは罪だろう。
写真は、先日に来日されてお話しした英国のクリストファー・フォードさんたちによる「ウクライナ連帯キャンペーン」の広報。
日本にいる私たちにできることは何か。
石破総理が言っているような支援30ヶ国入りは、憲法違反だからやってはいけないはずだ。なぜ野党もマスコミもただ情報を垂れ流すだけなのだ。
とにかく、正論、筋論を言い続けることだと思う。
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