Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

岡山県教委が「小中学生のゲーム・スマホ・携帯は9時まで」との方針を出した

2014-11-04 | Weblog
岡山の知り合いからフェイスブックに新設された〈「スマホ制限」のアンケートにご協力と拡散お願いします!!〉に「招待」されました。
夜中に要らんことを考えなきゃならなくなってしまった。
内容は以下の通り。

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岡山県教委が「小中学生のゲーム・スマホ・携帯は9時まで」との方針を出しました(全国初)。
これについて皆さんはどう思いますか?
FB上のアンケートイベント作りましたので、差支えなければご意見を聞かせて下さい(2週間限定)!!
コメントも気軽にどうぞ。

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とのことである。
発信元は岡山市内の高校教員の方のようです。
興味があればフェイスブックやっている方は入ってみてください。
https://www.facebook.com/events/603113996484616/?pnref=story

この件についての報道は以下の通り。

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「小中学生のスマホは夜9時まで」 1日から岡山県教委
岡山県教育委員会は31日、家庭内での小中学生のスマートフォン使用を午後9時までに制限する取り組みを1日からスタートすると正式に決定した。都道府県教委では全国で初めて。県教委は「中学生は4人に1人が平日3時間以上ゲームをしている状況。使用見直しで学力向上やネットいじめ防止につながる」とアピールしている。
取り組みは(1)午後9時以降はスマホを保護者が預かる(2)ゲームも午後9時まで(3)スマホとのつきあい方を学校で考える場をつくる-の3項目。無料通信アプリLINE(ライン)を使ったトラブルやいじめ防止のため、同様の要請を4月から実施している愛知県刈谷市のケースを参考にした。
竹井千庫教育長は「これまでの携帯電話の使い方指導の延長。ネットいじめやトラブル脱却のため、さらに踏み込んでいくべきと判断した」と話している。
「全国学力テスト順位10位以内」を掲げている伊原木隆太知事も「生活規律という意味で大きな効果があるだろう」と期待。「節度あるスマホの使用は規律ある生活のためになり、学習効果もあるだろう。批判はあっても進めていきたい」と意欲を示している。(産経新聞)

スマホ、夜9時以降はダメ 岡山県が小中学生対象にルール化を検討
岡山県教育委員会が、県内小中学生の児童・生徒がスマートフォン(スマホ)や携帯電話を利用する時間を午後9時までに制限するなどのルールを盛り込んだガイドラインの作成について協議していることが、10月23日、わかった。岡山県の担当者はハフポスト日本版の取材に対し、ルール化について「子供たちからみてもメリットになる」と話した。
担当者によると、現在協議されているのは、「午後9時以降はスマホ利用を制限し、保護者が預かる」、「ゲームも午後9時までに制限する」、「スマホとのつきあい方を考える場を学校が用意する」などの取り組みだ。これらを盛り込んだガイドラインを県が示し、実際の細かいルールはについては市町村の教育委員会や学校が定めることを考えているという。
ガイドライン作成の背景には、学力低下への懸念がある。2014年度全国学力・学習状況調査を県教委が分析したところ、スマホ等の所持率は小中学校ともに全国と比べてやや低いが、スマホを1日2時間以上使うと回答した中3生徒の割合は38.9%で、全国平均の35.4%よりも高かった。一方、家で学校の授業を復習しているとする生徒は39.8%で全国平均の50.4%よりも低く、家庭での学習時間に影響していると考えられるという。
これまで文部科学省では、小中学校への携帯電話持ち込みを原則禁止するよう各都道府県教育委員会に通知しているが、家庭内の使用時間制限までは踏み込んでいなかった。県の担当者はスマホ利用のルールをつくること、親だけでなく、子供にとってもメリットになると話す。
「『家庭でスマホ利用について考えましょう』とする呼びかけだけではなく、ルールも必要ではないかと考えました。保護者からも子供のスマホ利用への懸念が出ており、ルール化によって指導しやすくなるとの声があります。さらに、子供たちにもメリットになると考えます。ルールがあることを理由に、友達どうしでのやりとりを切り上げやすくなるという面もあるからです」(ハフィントンポスト)

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とのことである。
〈「スマホ制限」のアンケートにご協力と拡散お願いします!!〉に現在寄せられている意見はさまざま。FBと「アンケート」という公開の性格上、差し支えないでしょうから、発言者の固有名詞は排除した上で、FBやってない人のために寄せられているコメントを引用します。

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岡山県教育委員会の皆さん、みんながみんな同じ生活してるとでも思ってらっしゃるのですか?
9時までに制限すれば子供達は勉強するとでも思ってるのですか?
僕は子供達の自由を奪う事で独創性やストレスを発散させる時間が奪われる事の方が心配です。
制限をして子供達に他の問題が出たとしてもどうせそこはほったらかしなんでしょ?
そもそもそんな案が思い浮かぶ時点で子供の目線で見てなくないですか?
本当に。なんでもルールを作ればいいっていう感じがまず賛同できない。会社か!ってツッコミを入れたくなります。
(*`^エ)ふん!

飯を食べる為に本気で、仕事している企業に行政が負けているだけです。新しい刺激を売り続け、それが子ども達の成長にどんな影響が有るか、これからの社外がどうなっていくか全然考えていない企業や就労者が、生き延びる為に死にものぐるいで仕事をして産み出した商品です。喰うか喰われるかの瀬戸際の行政マンがいないかぎり、企業の思うがままでしょう。人として、自然界の一員として何が大切か、どうあるべきかを、考えることを考えることを流行りにする位の広告をすべきだと思います。マスメディアを上手につかって(^_-)

どこかに意見が言いたかったのでとてもありがたい企画です。
短絡過ぎて気持ちが悪いです。
時間制限ではなく、正しい付き合い方を教えるべき。しかも、親子で取り組むなんて無理です。
中学生がいなくて本当によかったと思います。
点数だけの順位で一喜一憂している行政の姿勢が残念でならない。多様なおもしろい子どもがそのまま育つような岡山オリジナルなスケールの大きい思い切った方針を出してほしいと思います。

躾の出来ない親に、何を望むのか?
進む管理社会、やがて、日本人に表情が無くなりますよ!

制限することの賛成はしますが、親がスマホであれこれしてる姿を見せてて、子供だけが使っちゃいけないなんて、虫のいい話はないよね。子供に制限掛ける前に親がスマホ持たない使わない、または制限することのほうが先のような気がしますが?子供達が小さかった頃、我が家ではテレビの制限をしてました。当然親も見ない。その代わり読書する姿を見せてきた。親の生活スタイルがそのまま子供達のスタイルになりうるということを肝に銘じて欲しいです。

9時という方針を打ち出しながら、チェックすることは無理なので、各家庭の事情により 9時の扉を破っていくこともあってもいいのでしょうね。ただ、親年代がインターネット・スマホの危険性を把握していないこともあるので、親子で学ぶ機会も必要ですね。

9時までの間に30分だけとか! 小学生なら家族と会話する方が楽しいのかなと思います 大学生にもなればずっとアイホンいじってますが(笑)

親子で話合って決めるべきでは?

難しいです。どんな制限かけても、どれだけ話してもわかってもらえないことも多くて。リアルな想像ができないから、しょうがないんですが、悩みます。

保護者が管理出来ないからでしょうね。

教育委員会が『21時までは遊んでも良い』と公然と夜遊びを許可をしているような意味にも受け取れる。
塾や習い事をしていて、そのための連絡手段やGPSとして使うのなら、お守り携帯で十分。連絡手段として持っているものを、21時までと言うのは親も困る。

この案件を子どもに伝えましたが、鼻で笑われておしまい。
中学3年男子にもなると、宿題や勉強を聞きあったりもしているようで(本当か?)、聞く耳持たず。反抗期の時期は、特に難しいです。制限の前に、正しい使い方を徹底するべきです。買い与えているのは、親ですし。

私が小学生の時は、学校からTVは20時までとゅー決まりが途中から出来ました! 正直守れなかったけど本当にみたぃ物1つだけを親にぉ願いして後は20時以降は見なくなりました。ルールを作った事で何処か悪ぃ事をしてる気分だったのでスマホももしかしたらひかぇめにはなったりするのかな。
スマホは時間も奪われるし危険な事も存在するので、出来ればナィ方がイィ位に思ぃます。
でも、スマホ生活に馴れた子供達には既に手放せなぃものだと思ぅのです。
逆にスマホの使用時間を規制したら子供達の目線では何が問題なのかをちゃんと分かった上で決めた方が良ぃ気がします。
ルールを守れる子と守れなぃ子の間で仲間外れゃィジメにならなぃかも気になります。

「○時まで食べ放題」と言われると、もったいないからその時間まで食べれるものは食べまくる!みたいに、制限されると「今のうち使わなきゃ!」ともったいない精神が生まれる。それと同じで「スマホ9時まで」と決めてしまうと時間内にこれまで以上に使うようになり返ってよくないのかも そう思います。
制限する教育ってなんだかなぁーと思います。

中学生までは、携帯もスマホもなしでいくべき。プラスよりマイナスが大きすぎます。
犯罪などに巻き込まれたり、依存性で通学や勉強、人間関係に害があると明確に判断するならむしろweb限定で携帯会社に制限かけたり、文科省が制限すべきと思います。一つの教育委員会が決めることではないと思います。そこまで文科省が制限できないならば、親のしつけレベルの問題でしょうね。

時間の制限は必要なのかな・・というかこれがどこまで効力あるのかな。親が無関心だと・・基準があるのは子どもに言い易くて良いですけど、だからどうしたって言われるとね。原則的にスマホの使用は良いのか!朝は何時から使って良いんだよ~って言われそう。

ツールをどう使うか、という問題と、現状の全ての問題をごちゃごちゃにして、『一番楽な方法』を取ろうとしている気がしてならない。また、子ども同士の社会構造の構築に役立つとは思えない。真面目な子が損をし、さらにイジメの助長につながることも考えられる。
一番の問題は、使用する時間ではなく、リテラシーの問題である。
これが厄介で、一朝一夕では身につかず、また、親世帯にも不足している為、家庭教育だけで解決できるものではない。
前提が、「連絡のみであればフィーチャーフォンで問題ないにもかかわらず、すでにスマートフォンを渡している世帯の子ども」である。
なぜ、ダメなのか?ということを正確に理解しているとは思い難い。 
これでは、根本的な解決にはなない。
「決まりの抜け穴」を考える技術(狡賢さ)を身につけるには役に立つであろう。
臭い物には蓋をして、見ないようにすればいいという、
岡山県民気質が顕著に表れた決まりと言えるかもしれない。

県教委の方々がこの方針を発表するまでに、どれだけ時間を費やし大真面目に論議した(してないかもしれないけど)かを考えたら笑えます。
規制をするなら、中学生にはスマホを売らない持たせない、違反したら罰金くらいのものでないと。
とは言っても規制には必ず抜け道があるから効き目ないか。
飲酒運転だってなくならないくらいだから
そもそも子供にスマホを持たせる意味がよくわからないんですが。
連絡の必要があるなら普通の携帯ですむと思います。
持たせる以上は親の覚悟と責任はそれなりに必要で、だけどどれだけの親がそういう教育が必要だとわかっているのか?
持っている超便利なおもちゃを大人が見てなくても使っちゃだめよなんて、ぜっっっったいに無理です。

昔のテレビ視聴と同じ問題だと思います。それぞれの家で何時まで、と決めておけばいいのでは?

世の中には両親が共働きで家にいない、子供だけ家にいたり、離婚して親が一人で外で働いで子供に目をかけてやりたくてもできなかったり、そういった子供は寂しさを紛らわす為に誰とも話す事なくペットの猫としか遊ぶ以外手段がなかったり、まだ猫がいるだけマシだったりする。
そういう制限をして情報をキャッチできないが為に学校では仲間はずれにされたり、結局学校でも家でも一人になったりする生徒が現実に存在している事を「岡教」に想像はつくまい。いや、見ない振りをしてるだけか...そして,そういう子がいるのを知った所で責任を取る気もあるまい。
こうやって言うと決まって「そこは親がしっかりやれば済む問題だ」という。
親も人間です。束になって追いこんでどうする凶育委員会よ。

子供のスマホについては親の躾けに任せるべきと思いますが,現在の親たちの方が躾が出来ていないので公に決めることに賛成します。

子供の世界に頭を突っ込みすぎではないでしょうか?中学生にもなると子供には子供の世界があると思うし、大人に知られたくないこともあるはず。まずは子供をどうこうしようとする前に自分たち大人がきちんとした大人になれるようにする方が先で、大人が子供の見本になれているかを考えるべきだと思います。世の中人の事ばかりで実際自分の事は自分を含め全然わかってない方が多いように思います。子供が9時以降もスマホを使うということは大人がまずそれを始めたから子供が真似している訳だし。子供に止めさせようと思うなら自分がまずやめるべき、そのくらいの覚悟をしないと止めないでしょ。中学生にもなると大人はなるべく首を突っ込まず、SOSだけ見逃さないように見守ってやるべきだと思います。それにこの先世の中がどのように変化するかわからないし、今の非常識が将来は常識になってるかもわからないので完全否定しすぎるのもどうかと思います。自分は大人を含め小中学生にもゴルフレッスンをしていますがゴルフが出来ない人にゴルフを習おうとは思いませんよね。まずは大人が見本を見せる事でしょう。

あまりも短絡的すぎ。

そして、学校へ守れていますか?と言った調査が来るんでしょうね。やれやれです。

全国初のこの件の突出ぶりと、全国一周遅れの県会議員の件の突出ぶりが同じで面白い。ひょっとしたら、ひょっとしてズレてるってことのチェックが効かなくなってるかも。

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ほぼ半日でこれだけ意見が集まっている。
みんな真面目だしSNSの良い面が出ている企画だと思った。
他の人の意見をちゃんと読む前に、私がすぐ出した意見は、以下の通り。

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できるわけのない「管理」を方針として出すことは、ネット社会の諸問題について家庭に責任を押しつけることになるでしょう。子ども本人も家族も脅迫されているかのような心理で生きることになります。教育が情報社会に敗北し嫉妬している現在が、透けて見えます。
学校側が「9時以降ストップ」に本気で取り組むなら、対応策は「購入禁止」かストップ時間を引き下げ「学校に置いて帰らせる」以外はないでしょう。それができる現実に人々を引き戻せるものかどうかは別問題ですが。
また、スマホや携帯がなくともパソコンを許せばたいてい同じことはできます。所持しなくてもネットカフェに行けばできます。タブレットでの読書は許すということになりますか? どのみち「ザル」のような制限です。抜け道だらけ。
また、テクノロジー対応を必須とし、サイバースペースを活用する社会に適応する新たな人間を育てることも可能にしたいと考えるなら、全面的に時代に逆行しています。
これからの社会をどういうものにしたいかに関わってくることですから、それを端的に示しているという意味では、問いとして重要です。
即座に思ったことは、このくらい。
どこよりも先んじて問題提起をするとは、さすが岡山はあいかわらず「教育県」です。

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私が〈「スマホ制限」のアンケートにご協力と拡散お願いします!!〉に書き込んだ内容は以上の通りだが、実際には、私は子どもに高校の途中まで携帯電話を与えなかった。当時はスマホはなかったし、まだそこまで携帯電話は一般化していなかった。子どもが高校に入ると部活動の連絡が携帯で入ってくるのが当たり前という時代になった。そこで所持を許したが、携帯電話を持てない子どもがいたらどうするのだろうと心配になった。携帯電話は居間に置いておくようにというルールを作ったが、ご明察の通りずっと守られるということにはならなかった。それも想定内でルールじたいには一定の意義はある。しかし教育委員会に命令されて作るルールでは嫌だと思う。
私自身は携帯を持つのが好きではなく、周囲からすれば一番最後に持った一人であろう。十五年前。持っている人に不便な思いをさせるという本末転倒な事態になったため持たざるを得なかった。直接のきっかけは1999年1月札幌の劇作家大会でイベントの進行のトランシーバ代わりにどうしても必要になったからだ。
既にそういう時代を生きている。
この件、携帯電話のない社会を想像できるかどうかということも含めて、人間の能力への信頼というテーマにもなってくる。
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