「2020如月小春BOOK」が届く。
如月小春さん、没後二十年とは思わなかった。
四十四歳で亡くなったのだ。
それはそうだ。だが、そんなに時間が経ったのか、と暗澹とする。
この本は、私も寄稿している。
内容は、同書を読んでいただきたい。
私以外の人(妹の伊藤なつみさん)も、如月さんのカウラ留学のことを記しておられて、ああ、と思った。
渡辺えりさんの寄稿にあるように、如月さんが亡くなられる数日前、倒れられたその日、えりさんと、燐光群『南洋くじら部隊』を一緒に観て、打ち合わせする約束をされていたのだった。えりさんはスズナリのロビーで小春さんを待っていたのだった。
訃報には、私も衝撃を受けた。
今は、過去の続きである。そして、今である。過去も含んだ、今である。
そして、この本でインタビューを受けている山田うんさんは現在、如月さんの「NIPPON・CHA!CHA!CHA!」を演出・出演されていて(上演中)、その後『イワンのばか』の振付を担当されることになっている。
人の連鎖は、今に続いている。人と人によって繋がった「私たち」は、今もここにいる。
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