唐十郎さんとは久しくお話ししていなかったから、お亡くなりになっても、まだ実感が湧かない。
で、なぜか私の中では、映画『スターシップ・トゥルーパーズ』と唐十郎さんが。記憶の一点で結びつくのだ。
思い出してしまうのである。
たぶん唐さんは『スターシップ・トゥルーパーズ』を御覧になっておられないのではないかという気がするが、確かめてはいない。とにかく、四半世紀前のその日、私は、新宿の映画館で『スターシップ・トゥルーパーズ』を観てから、赤テントで唐さんの芝居を観たのである。そして、テントに残るように言われて、唐さんと呑んだのである。
四半世紀前のその日の記憶が、かなり鮮明に残っている。
詳細は、いずれどこかに記すと思う。
『スターシップ・トゥルーパーズ』は、ポール・バーホーベン監督の中でも傑作だと思う。タカ派映画であるのに。ただ、逆に私は、この映画の詳細をけっこう忘れているではないか。いや、もちろんよかったところは幾つか記憶にあるが。赤テントの中の記憶の方は鮮明なのに。
とにかく、唐さんのことを思い出すと励まされる。それは確かだ。
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