ロバート・レッドフォード監督による2010年の歴史映画。DVDで観る。リンカーン大統領暗殺事件に関与したことでアメリカ合衆国連邦政府史上初めて死刑となった女性であるメアリー・サラットが描かれる。軍事裁判と一般裁判の違いなど時代と国の状況の違いこそあれ、「憲法を守るか否か」が焦点なので、いろいろ思わされる。リンカーン自身は自分を殺した暗殺関係者が相手でさえ、自身が大切にした憲法が守られないことを望んだかどうか。「憲法が国民の基本的人権を守るために存在する」という基本はわかりやすく扱われているとも思う。2010年の映画だが、日本公開が一年二年も遅れることは昨今珍しく(昨年公開)、レッドフォードが作っていてもこういう地味な映画だと日本ではどんどん日の目を見なくなっていくのがわかる。デジタル化の波でミニシアターも生きにくくなっている。シネコンはある時コンビニに見えてしまう。なんだか残念な状況になっているんだな。
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