サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

片桐ヨーコ

2016年03月09日 | サカタだよ
オノ・ヨーコと片桐はいりを足して2で割ると、だいたいイメージ通りになりそう。
年齢も片桐はいりとオノ・ヨーコを足して2で割ったぐらいじゃないだろうか……
そこで、片桐ヨーコと呼ぶことにしよう。



江戸の仇を長崎で討つ、じゃないけれど、Hanakoで取れなかった休暇をまとめて
クロワッサンで消化してペルーにでかけたときのこと。



羽田でロス行きの発券の列に並んだら、前の方に大きなバックパックを背負った
オカッパ頭の女性がいる。バックパックが重いなら下ろせばいいのに、右に左に
バックパックを大きく揺らすもんだから、すぐ後ろのオジサンにがつがつ当たって
迷惑そう。オジサンが「いい加減にしろ」というと、オカッパ頭の女性が振り返る。
サングラスの奥の目で、オジサンをにらむ。これが、片桐ヨーコだ。



あいかわらずバックパックを背負ったまま、左右に大きく揺らし続ける片桐ヨーコ。
発券の順番がきて、当然あの大きなバックパックは預けるんだろうなと思ったら、
なんと手荷物として機内に持ち込むらしい。ギリギリのサイズ。手提げの荷物も、
バックパックとは別に2つ持ってる。



他人の荷物の大きさや数なんて知ったことではないけれど、飛行機に乗ってみたら
席が近かった。片桐ヨーコは大きなバックパックを、座席の上の棚にギュウギュウと
押し込んで、手提げは2つとも抱えたまま、バックパックを見張るように立ってる。
そしてサングラスの奥の目で、通り過ぎる乗客をにらむ。



片桐ヨーコの押しの強さ、日本人離れしてるから、ひょっとしたら一人旅の名人?
と発券の列で見かけたときはチラッと思った。しかし、近くの座席のアメリカ人が
自分の手荷物を棚に収めるために、片桐ヨーコのバックパックを少し寄せようと
したら「No! No!」とさわぐ。

客室乗務員が近づいてきて「お客様、お荷物ですが少々……」と話しかけると、
「いや! いや!」とわめく。



一人旅の名人どころか、旅慣れてない頑固な人だった。長時間のフライトを終えて
飛行機を降りるときも、大きなバックパックを左右に揺らして、他のお客さんが困惑
しているのに気づかないようだった。入国審査でも何やら、もめていた。片桐ヨーコ。
本当の名前は知らないけど、印象に残ったので書き出してみた。
コメント
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