サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

ぜったい書くなよ?

2012年04月25日 | サカタだよ

編集部で20年近く写真を撮り続け、最近5年ぐらい他部署で写真を撮っていたコボリタンの
送別会が先週、あるところで開かれました。コボリタンはナポリタンの仲間じゃありません。
れっきとした釣り人でカメラマンです。定年まで写真を撮って、定年後もフリーランスとして
魚を釣りながら、カメラの仕事を続けるそうです。いいなあ、手に職がある人は!

送別会の席では、現役ターザン編集部員に囲まれて、先代編集長がひさびさに大ブレイク!
脳を通さない脊髄反射で繰り出されるギャグの嵐が吹き荒れ、あまりの面白さに目がテンに
なっていると、「サカタ、ブログに書くなよ?」「ツイッターもやめてね?」って何だか聞いたこと
あるようなフレーズを繰り返します。

「いいか……押すなよ? ……ぜったい押すなよ?」

ダチョウ倶楽部の上島竜平が、熱湯風呂の湯舟に乗って口にするセリフとおなじにおい……。
つまり「ぜったい書くなよ?」は反対に「いっぱい書けよ?」のサイン!

そういうことなら、わかりました! 先代編集長のギャグはさらっと流して、コボリタンに聞いた
話の一部を思い出に書きとめておきましょう。

俺は『ターザン』の前は『週刊平凡』で皇室の担当だったから、催事があると行くわけよ。
でさ、ずっとしゃがんで待ってたら陛下がきたとき足がしびれて、よろけちゃってさ!(笑)
足踏みそうになったよ。SPがガードして、押し返されたからよかったけどさ、踏んでたら
大変だったね。昭和の話よ。



ところがね、ライバル誌のカメラマンがいて、別の日に美智子さま撮るの待ってるわけさ。
担当者が事前にカメラ位置を説明してるのに、「そこ邪魔だから立たないでください」とか
血気盛んなやつでさ、いざ美智子さま来たら、ちょうどさっきとおなじ場所に誰か立ってる
から、「邪魔だっていってるだろう!」って拳で尻を突いたら「えぇ?」って振り向いたのが
当時の皇太子殿下でね。びっくりしてたけど、一切おとがめなし。



キャンディーズが解散した直後、3人でどっか海外に行っちゃったんだよね。「誰か追え!」
ってデスクが言うんだけど、どこ行ったか分からないから誰も行きたがらなくてさ。俺なんか
まだ26の若僧だったから断れなくて、ひとりでカメラ機材しょって、羽田からキャンディーズを
追って飛んだよ。ポンと30万渡されたのはいいけど、羽田で当日の航空券を買ったら25万も
して、手元に5万しか残んねぇの。これで追いかけられるのかって考えたら不安になったけど、
シンガポール経由でタイに行ってプーケットのビーチうろうろ歩いたよ。「見つからなかったら
帰ってきていいぞ」って言われてたけどさ、そんなの帰れないよ。やっとレコード会社のやつ
見つけて「いたーっ!」って叫んだら、「しまった!」って顔されてね。結局、「じゃ平凡さん、
10分だけですよ?」って時間もらって、スクープ。社長賞もらった。
コメント (1)
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