昨日今日の暑さに盛りの紫陽花もしおれがち。
父が選んで植えた紫陽花。母の庭には3種類の紫陽花が残されています。どれも
枝が増え、のびのびと大きく育っていますが、その中で、私は「隅田の花火」に似た
この紫陽花が一番すきです。
家を建てた時に父が好みの植木を1本1本選んで庭に植えました。花の咲く植木は
さすがに美人ばかりです。リタイヤしてからは園芸師の資格を取り、一日中庭で
作業していました。体調をくずして庭仕事がしんどくなった時、植木屋さんを呼んで
庭木を精査しました。紅白両方あったハナミズキの白は大きくなりすぎたので抜き、
手入れの面倒な木も処分しました。多分、自分がいなくなった後、手入れができない
だろうと考えての事でしょう。残したのはほとんどが花の咲く木、選ばれた花たち
ですから、美人揃いなわけです。
どの花も咲くと、ああ、父が可愛がっていた花なんだなあ、といとおしくなります。
今年もきれいに咲いてくれましたよ、と父に報告したくなります。2~3本頂戴ね、
と切ってきました。