京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

父を想う紫陽花

2020-06-17 22:08:06 | 季節のことば

昨日今日の暑さに盛りの紫陽花もしおれがち。

        
        父が選んで植えた紫陽花。母の庭には3種類の紫陽花が残されています。どれも
        枝が増え、のびのびと大きく育っていますが、その中で、私は「隅田の花火」に似た
        この紫陽花が一番すきです。

        家を建てた時に父が好みの植木を1本1本選んで庭に植えました。花の咲く植木は
        さすがに美人ばかりです。リタイヤしてからは園芸師の資格を取り、一日中庭で
        作業していました。体調をくずして庭仕事がしんどくなった時、植木屋さんを呼んで
        庭木を精査しました。紅白両方あったハナミズキの白は大きくなりすぎたので抜き、
        手入れの面倒な木も処分しました。多分、自分がいなくなった後、手入れができない
        だろうと考えての事でしょう。残したのはほとんどが花の咲く木、選ばれた花たち
        ですから、美人揃いなわけです。

        
        どの花も咲くと、ああ、父が可愛がっていた花なんだなあ、といとおしくなります。
        今年もきれいに咲いてくれましたよ、と父に報告したくなります。2~3本頂戴ね、
        と切ってきました。