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京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

百段雛まつり

2010-02-26 22:21:40 | 季節のことば
目黒雅叙園の雛祭りイベントです。

  
  贅を尽くした豪華な雛人形が北前船によって京・江戸から山形に運ばれました。
  酒田、鶴岡、寒河江など北前船で栄えた町の豪商や料理家にその由緒ある雛人形が
  多く残されています。その山形雛街道に残る雛の名品を一堂に集めたのだそうです。

                 
                 入場料 1500円

             
             百段階段。目黒雅叙園に現存する唯一の木造建築、
             東京都の指定有形文化財に指定されています。
             ケヤキ材で作られ、実際は99段の階段と廊下、
             途中に趣向を凝らした造りの7つの部屋があり、
             各部屋に雛たちが飾られています。(絵葉書)

         
         部屋の一つ、「漁樵(ぎょしょう)の間」
         室内は全て純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられています。
         床柱は桧で精巧な彫刻が施されています。(絵葉書)
         この部屋には40㎝もある大きな、古色蒼然の古今雛が鎮座していました。
         (会場は全て撮影禁止です)

         
         雅叙園内部の通路。極彩色のしっくい画が連なっています。(HPより)
                               


浮世絵の美人画をしっくいで描いたという感じ。


         
         きらびやか
         ちなみにエレベーターの扉や内壁は黒漆に螺鈿の総模様。

            
            お雛様は貫禄があり美しく見ごたえがありましたが、
            混雑と百段階段の上り下りは疲れました。お年寄りには
            キツイ部屋で座り込んでいる人もいましたから。
            せめてお雛様の絵葉書を、と思ったら、とっくに売り切れた
            とのこと。優雅な雛祭りというわけには行かず…。
            でも、雪国の遥かいにしえのお雛様にあえて、心和むひととき
            でした。(雛の写真は目黒雅叙園のHPから)