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都合の良い解釈

2021年07月04日 | 経営以外の話
ある政治経済学者が「オリンピックでは人流が増えない」と言っていました。
オリンピック期間中は、盆休みなど「人流が減る時期」とも重なり、観客数も減らす方向なので「むしろ減る可能性がある」と。

ずいぶん都合の良い解釈だなぁと。
それと「政治経済学者」なのに、算数でしか測れないのだなぁと。

人流に関しては「滞在人工」という数字で測るようです。
これで言えば、会社が休みになれば減ると思います。
が「コロナ感染リスクがある人流」はどうなのか?
酒を呑み、大声で騒ぐ人も「1人」と数えます。
満員電車で、黙ってスマホを操作する人も「1人」です。
マスクをして、会話を控えれば感染リスクは低い事が分かっていますが、数字的には同じ1人。
むしろ「満員電車」というほうが悪い数字に数えられます。

ただ「人流が減る時期なのに、オリンピックをする事で増える」のです。
だから「むしろ減る」は誤り。何と比べてが重要です。
極論ですが、防寒着の売れ行きを、真冬と真夏で比較するようなものです。
比較するなら条件を揃えるべきで、オリンピック開催であれば「開催する」と「開催しない」で比較すべきなんです。
「一年平均と比較して」では、比較対象が間違っているのです。

要するに、オリンピック開催を肯定する為、都合の良い解釈で、都合の良い数字を出しているだけなんですね。

人流は増えるのですよ。
ただ「その結果、感染者が増えるかどうかは行動次第」なんですね。
会話なく、マスクを取らず、人と接せずだったら、人流が増えても問題は少ないのです。
それを、オリンピックの観戦客に求められるのか? という事です。

せっかく学者なのですから、数字の足し引きではなく、行動分析を含めて考えてほしいところです。

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