また値上げ

また、材料の値上げがアナウンスされました。
おおよそ20％だそうです。
昨年の4月、10月と、短い期間で上がりつけているので、数年前の2倍近くまで跳ね上がっています。
まぁ、どの業界も同じでしょうから、仕方ないと諦めています。

そこで打つ手は「販売価格を上げる」です。
が、私はすでに30％という大きな値上げを断行しているので、さすがにこれ以上は無理です。
（今のところは、です。そのうちに上げます）
そうすると、利益が少なくなります。

では、どうしよう？
ここで考える手は「売り方を変える」になります。
これが直請け、一般客への直接販売になっています。
こうする事で、ハウスメーカーやリフォーム屋に払っていたマージンの分、利益が確保できます。
お客様の支払額は同じ、いや、僅かかもしれませんが、安くなります。

が、これには大きな問題があって、「お客様は素人だ」という前提で話をすると、「エアコンは電気屋で、インターネットは通信会社」というような分類は難しいのです。
だから、リフォーム屋に頼む事で「請負先の采配」と「工事管理」をやってもらうのですね。

私がエアコン屋だとして「インターネット回線」を頼まれた時、どうするかという問題にぶつかります。
「断る」これがシンプルですが、一歩間違うと「やっぱりリフォーム屋じゃなければダメだ」と、仕事を失う事になります。
次に「仲間を呼ぶ」ですが、職人の中にはスケジュール管理が下手、お客様との交渉が苦手という方も多いので、大切なお客様と揉めるリスクも出ます。

・・・・だから、リフォーム屋やハウスメーカーがいるのですね。

で、どうするか？
結論は「リフォーム屋やハウスメーカーが売らない、専門分野だけ販売する」です。
これが利益に繋がりますけど、仕事を獲るのは難しい。
まぁ、チャレンジですね。