中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

自治体議員フォーラム

2012-11-15 20:55:19 | 活動
いよいよ明日解散!
というところではありますが、こういうときこそ地道に。
ということで、自治体議員フォーラムに参加してきました。

講演は二部構成。

一部は、舞子高校の環境防災科長である諏訪清二先生の講演
二部は、前観光庁長官の溝畑宏氏の講演

まず第一部



舞子高校は環境防災科があることで、全国的にも注目されている高校です。
メディアでも、その活動が取り上げられていますね。

諏訪先生からは、阪神大震災が契機となり防災教育の在り方が変わり、今回の東日本大震災で
更に変わったとの話がありました。

阪神大震災前までは、よくあるような避難訓練が主でしたが、阪神大震災によって、「備え中心」
「防災+α」「思いやりや助け合いを加味した防災教育」が加わりました。
そこに東日本によって「臨機応変力を問う防災教育」が加わったとのことです。

その臨機応変こそ、これまでの教育がサボっていたところだと言われました。
そして、それを教える防災教育が、教育改革に繋がるとのことです。

また、「地学」の重要性も説かれていました。
地球に住んでいるのに地球のことを知らなさすぎる、これが防災教育に欠けているとのこと。

これまでの防災についての研修とは違った視点での示唆を頂きました。


第二部は観光行政について



溝端さんは、大分トリニータの創設などで有名な方です。

元自治省の官僚出身の方なのですが、いわゆる官僚のイメージとはかけ離れた方でした。
エネルギッシュでユニークながら、仕事に対してはとことんやり抜く。
昔ながらの「営業マン」といった雰囲気で、むしろ懐かしく思いました。

ただ、その講演の端々に、地域自治に対する思いが溢れています。
「観光によって、地域は自立できる。」
「住民が参加できる地域作りが必要」
「何をするにも、誰が主役か考えろ」

など。

そして最後に、「減点主義になっていませんか?」

よく公務員の社会は減点主義で挑戦が出来ないと言います。
しかし、ふと考えてみると、自分の周りで起こることにも減点主義でいませんか。
「できていない」ことばかり見ていませんか。

そこを「できている」ことを見つめ、前向きになることで一人ひとりの心もちが変わり、そこから
世間は変わっていく。

そこから始めることも大切だということです。


コメント
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