本日で視察も最終日でした。
今治市では、「地産地消と食育」について説明を受けました。
一言で言うと、「非常に徹底されている」という印象です。
条例化し、その実効性と継続性を担保もされています。
「地産地消」というと「地域産のを地域で消費する」という印象ではありますが、それだけではありません。
そこから、地元に対する思いを育み、地域が自立する契機となるものです。
例えば給食のパンの材料となる小麦を地元産にシフトするにあたり、あらたな耕作地と雇用が生まれるなどの
効果も出ているとのこと。
そして、その意識を給食と学校園においての教育でフォローしています。
「地産地消」と「食育」を車の両輪として、事業を推進されているのです。
一番すごいと思ったのは、その「食育」の徹底具合。
小学校の授業で、カリキュラムを組んで、実習で教えていきます。
例えば、
「10年後の自分の食事を想像して絵を描いてみましょう」というと、ほとんどの子がバランスの悪い(好きなものばかり)
の絵を書きます。
ですが、栄養バランス・野菜の大切さ・食事から来る病気(生活習慣病など)の勉強をし、最後に絵を書くと、魚や野菜
などバランスの取れた食事の絵を描くようになるそうです。
他には、あるジュースを実際に作り、表示の見方も学びます。
やり方はこうです。
まず角砂糖を食べてみます。1度に食べられるのは、だいたい4つくらいです(甘さの限界として)
次に、ある市販のみかんジュース(果汁20%)を飲みます。
まず甘さはどれくらいか、水に角砂糖を溶かして近づけていきます。
1つづつ入れていき・・・最終的には14個入れたところで同じ甘さになります。
その後、色をつけるために合成着色料を入れる、果汁を入れるなどをし、同じものを作ります。
そこから、表示の見方も覚えていきます。
この実習を経ると、ジュースにどれくらい砂糖が入っているのかなどが分かり、決して飲みすぎは健康に良くないことを
理解します。
そうすると、健康的なポンジュースを選ぶようになるとのことです(食育から地産のものへ)
また、お菓子についても、使用されているものと同量の油や砂糖・塩などを見せます。
「お菓子1袋は食べられるけれど、この同じ量の油や塩は食べられないよね?」と問いかけながら、理解を深めることも
行っています。
この「食育」のベースとしてあるものは、子どもたちも油や塩などの取りすぎが体に悪いことは知っているということです。
ですが、何にどれくらい含まれているかや、取りすぎは具体的にどう悪いのかは知らないのです。
それを教えてあげることが重要なのです。
他に、給食においても、各校に栄養士を配置し独自の献立を作成することで、大量に入荷できない地産のもののデメリットを
解消しているという工夫もありました。
非常に勉強になりましたが、そのまますぐに加古川市に導入というのは難しいと思います。
ですが、少しずつでも教育に取り組んでいくことは必要であると感じます。
今回の視察は非常に勉強になるものばかりでした。
今回の視察地に共通して言えることは、ある事業について将来的なビジョンを持ちながら、お題目ではなく徹底して行っている
点です。
今回学んだことは、しっかりと市政に提案し、活かしていきます。
今治市では、「地産地消と食育」について説明を受けました。
一言で言うと、「非常に徹底されている」という印象です。
条例化し、その実効性と継続性を担保もされています。
「地産地消」というと「地域産のを地域で消費する」という印象ではありますが、それだけではありません。
そこから、地元に対する思いを育み、地域が自立する契機となるものです。
例えば給食のパンの材料となる小麦を地元産にシフトするにあたり、あらたな耕作地と雇用が生まれるなどの
効果も出ているとのこと。
そして、その意識を給食と学校園においての教育でフォローしています。
「地産地消」と「食育」を車の両輪として、事業を推進されているのです。
一番すごいと思ったのは、その「食育」の徹底具合。
小学校の授業で、カリキュラムを組んで、実習で教えていきます。
例えば、
「10年後の自分の食事を想像して絵を描いてみましょう」というと、ほとんどの子がバランスの悪い(好きなものばかり)
の絵を書きます。
ですが、栄養バランス・野菜の大切さ・食事から来る病気(生活習慣病など)の勉強をし、最後に絵を書くと、魚や野菜
などバランスの取れた食事の絵を描くようになるそうです。
他には、あるジュースを実際に作り、表示の見方も学びます。
やり方はこうです。
まず角砂糖を食べてみます。1度に食べられるのは、だいたい4つくらいです(甘さの限界として)
次に、ある市販のみかんジュース(果汁20%)を飲みます。
まず甘さはどれくらいか、水に角砂糖を溶かして近づけていきます。
1つづつ入れていき・・・最終的には14個入れたところで同じ甘さになります。
その後、色をつけるために合成着色料を入れる、果汁を入れるなどをし、同じものを作ります。
そこから、表示の見方も覚えていきます。
この実習を経ると、ジュースにどれくらい砂糖が入っているのかなどが分かり、決して飲みすぎは健康に良くないことを
理解します。
そうすると、健康的なポンジュースを選ぶようになるとのことです(食育から地産のものへ)
また、お菓子についても、使用されているものと同量の油や砂糖・塩などを見せます。
「お菓子1袋は食べられるけれど、この同じ量の油や塩は食べられないよね?」と問いかけながら、理解を深めることも
行っています。
この「食育」のベースとしてあるものは、子どもたちも油や塩などの取りすぎが体に悪いことは知っているということです。
ですが、何にどれくらい含まれているかや、取りすぎは具体的にどう悪いのかは知らないのです。
それを教えてあげることが重要なのです。
他に、給食においても、各校に栄養士を配置し独自の献立を作成することで、大量に入荷できない地産のもののデメリットを
解消しているという工夫もありました。
非常に勉強になりましたが、そのまますぐに加古川市に導入というのは難しいと思います。
ですが、少しずつでも教育に取り組んでいくことは必要であると感じます。
今回の視察は非常に勉強になるものばかりでした。
今回の視察地に共通して言えることは、ある事業について将来的なビジョンを持ちながら、お題目ではなく徹底して行っている
点です。
今回学んだことは、しっかりと市政に提案し、活かしていきます。