中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

「国包建具」~加古川の地場産業~

2012-11-01 23:47:54 | 活動
今日は国包建具の工場を見学してきました。
会派メンバーの紹介もありまして。

実は、国包建具は重要な地場産業と認識しつつも、現場を見るのは初めてでした。
率直な感想として、単純にすごい!ということです。
職人技と単純に言いますが、直に見ると、その素晴らしさに感動を覚えます。

私が持っているものも、写真では何でもなく見えるかもしれませんが、
木材を組み合わせています。

そもそも、どのように作られているかというと、



ぶれているのですが、写真の通りです。

木と木を、切れ込みを入れつつ組み合わせていっています。
(もちろん、一番単純な形ですが)
基本的には、このように組み合わせていきます。

写真のものは、組み合わせはもちろん、斜めに組み合わせられています。
その正確さや細かさたるや、見ないとわかりません。
正に職人技!驚きです。

更に、この扇型の建具はすごい。



写真ではわかりにくいかもしれませんが、根元から先にかけて木が細くなっています。
それが綺麗に組み合わさっているのです。

同じタイプで、家に納められたのがこちら。




じかに見せていただくと、その細かさと美しさに言葉を失います。

せっかくなので持たせていただきました。




国包建具は、「西の高山」と言われるほど高い技術で知られています。
しかし、後継者不足で、その技術も失われようとしています。

市の役割として、この技術と伝統を絶やすわけにはいきません。

農業については、国の補助もあって支援ができていますが、こうしたところには
なかなか支援が行き届いていません。

市としても、公共施設に取り入れることを考えていくべきだと思います。

また、何より後継者を確保し育てていくような支援体制を整えていかなくては
いけないと強く感じました。
この目で、その素晴らしい技術を見せてもらいましたので、尚更そう思います。

新しい魅力を見つけていかねばいけないのはもちろんなのですが、いままで加古川に
息づいていたものを広めていくことも行政の役割だと思います。


ちなみに、「国包建具は細かいし技術的にすごいから高い」と思っている皆さん、
実は思ったよりも高価ではありません。
(下手にハウスメーカーの言うままにする方が高いかも・・・)

まずはご検討されることをお薦めします。

本当に素晴らしいものです!

加古川以外の皆さんも、まずはご検討下さい!よろしくお願いします。

コメント (4)
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