中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

視察二日目~神奈川県大和市~

2018-10-31 17:39:14 | 活動
視察二日目です。
今日は神奈川県の大和市へ。
テーマは大和市の認知症施策について。

認知症施策といってもいろいろあるわけですが、大きく3つについて説明をいただきました。

①はいかい高齢者SOSネットワークについて
②はいかい高齢者個人賠償責任保険事業について
③タブレットを活用した認知機能検査について


①ですが、はいかいする恐れのある高齢者等の個人情報を登録し、登録番号を付けるものです。
氏名・住所・生年月日以外にも登録者の様々な情報を番号に紐づけており、関係機関で共有されているため、
行方不明になった時には番号だけでプライバシーに配慮しながら、保護につなげられます。

関係機関は、市・地域包括支援センター・県・県警など。

登録者は309名で、毎年30人ほど増加しています。
(100名登録、70名解除といったところだそう)

その番号がついたステッカーをGPSを埋め込んだ靴につけたりもしています。

②は、①の登録者を対象にした保険事業。
市が保険者となり、個人賠償責任保険で3億円、交通事故等によるけがに50万円、入院や通院での日額をもらえる
保険、ほかに示談交渉サービスがついたものになります。
保険料は、年に1500円程度になるそうです。

市が保険者となる意味としては、確実に登録者に保険を付せ、守ることができるため。
個人だとやはり入らない人もいるからということでした。

背景としては、愛知県大府市ではいかい高齢者が電車と接触し、損害賠償を求められた事件があったことですね。
最高裁で責任はないことになりましたが。

これについては近隣でも神戸市が検討中のようです。
保険金額としてもそこまで大きくないですし、加古川市でも検討すべき案件だと思います。


③は国立長寿医療研究センターが開発したアプリで認知機能をチェックするもの。
早期の段階で認知機能の低下を把握でき、医療機関への受診勧奨や介護予防の事業紹介、生活習慣の見直し指導などに
繋がります。
一緒に運動機能のチェックも行うそう。

いきなり医療期間にいくのはハードルがありますが、市の行う事業としてなら受けてもらえるそうで、広報で告知すると
予約はいっぱいになったそうです。

認知症も早期発見すれば進行をおさえられるわけですし、超高齢社会を考えれば大切なことです。
絶対数は増加しますからね。
様々な方向からの認知症施策は進めていかねばなりません。

いろいろと参考になった視察でした。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

視察1日目~沼津市~

2018-10-30 17:09:20 | 活動
今日から常任委員会の視察に出ています。
初日は静岡県沼津市へ。

テーマは「こども医療費助成制度」について。

こども医療費助成制度は、岡田市長が拡充したことにより加古川でも中3まで通院・入院とも無料(所得制限あり)
になっています。
ここ沼津は高校3年生(の年齢)までが対象。

もともとは加古川と同じく中3までで一回あたり500円という設定でやっていたのですが、平成28年10月の
当時の市長の選挙公約により、平成29年10月から高校3年生相当年齢まで無料となりました。
(その後、市長は平成30年3月に急逝され、新市長となっていますが、継続されています)


平成29年の実績によると、扶助費で約6億円、その他の事務費等を含めて6.6億円ほどの事業になります。
うち、未就学児が2.1億(入院5000万、通院1.6億)、小中学生が3.4億(入院4400万、通院3億)
という内訳。
そこでの高校生の見積もりは、中学生と同等ながら、清算ベースで4か月分になるため9600万円ほど。

そして、平成30年度予算で、すべて合わせて8億円の予算になったそうです。
高校生がだいたい2.8億円ほどを見積もっているそう。

かなりの出費になりますね。。


なお、静岡県では県事業でこども医療費に対して補助があり、県下すべての市町が中3まで無料or500円。
高校生までの補助もけっこうあるそうです。

沼津市の先ほどの8億円のうち、県補助は1.2億円を見積もっていますが、補助要綱の変更により1.5億円くらいは
もらえそうだとのことです。

やはり県の補助がないと厳しいですね。


県下の多くの市町が行うようになったことで、静岡ではこれは当たり前となっており、子育て世代を呼び込む施策には
ならない様子。
公園や児童施設など他のところでの差別化をする必要性に迫られているようです。


実際のところ、個人としては高校3年生まで無料というのはいささか疑問です。
前にも書きましたが、国保という国の制度において、市町で負担が違ってくるのは変な話になります。
国も及び腰なところはありますが、一定ルールを敷いたうえで、他の分野で魅力を高めるようにする方が、各まちの
特色を出せるように思います。

こうした子育て施策は、他から呼び込むのではなく、いかに安心して定住してもらいながら、子育てしやすいまちに
していくかですから。
トータルで水準を上げていくことが求められますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

臨時国会もイロイロありそう。

2018-10-29 22:36:22 | 活動
外国人労働者の受け入れ拡大に向けた入管難民法改正案が、この国会でいきそうですね。

労働者不足ということで、一定の技能をもった外国人労働者を受け入れていく方向になりそうです。
労働者が特に不足している業界ということで、外食・建築・農業あたりを考えているようですが。

実質的に移民にならないのかなぁと心配になります。

労働者不足はありますし、今後人口も減っていくので考えられる部分はあるのですが、その一定の技能と
不足している人材がマッチしていくのかどうか。
求人倍率からすると、一部の業界は高いのですが、低いところも多い。
つまり、その業界を単純に日本人が選んでいないだけという可能性は無いのでしょうか。
ひきこもりやニートの問題もありますし。。

また、給与面や社会保障をどうしていくかも大きな問題です。
単純に安い労働力を求めるということであれば、研修生の問題と同様、日本は更に選ばれない国になるように思います。
この点に関しては、かなり日本に対して不信感をもっている国もあるように聞きます。

同等の給与と社会保障ということであれば、日本人よりも優れた外国人を採用するということになりますね。

うーむ。。
技能のあたりが詳しくわからないと何とも言えないですが、課題は多そうですね。

環境整備や日本語教育もやるようで。
日本語教育は必要な人や子どもは結構いるので、ここは別途しっかり議論して欲しいところです。

個人的にはちょっと拙速な感じがしますが、地方にも大いに影響があるので注視したいですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市長へ重要政策提言を行いました

2018-10-25 23:03:37 | 活動
今日は市長への重要政策提言(予算要望)を行いました。



予算要望とは言いながら、何でも「これをやって欲しい」というものではなく、事業の整理や改善提案も
入れています。

なので、市長へお渡ししたものには予算要望ではなく、重要政策提言と記しています。

全てが受け入れられるわけでもないですが、根気よく言い続けることも大事。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

総合防災訓練でした

2018-10-21 21:58:06 | 活動
加古川河川敷で、総合防災訓練。

今回は豪雨を想定し、中州に取り残された人を救助するケースも。
ヘリとボートで救助!



様々な団体の方が参加されての訓練となりました。



災害の頻発する昨今。
秋も台風や大雨に注意です。

南海トラフも心配ですしね。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする