視察二日目です。
今日は神奈川県の大和市へ。
テーマは大和市の認知症施策について。
認知症施策といってもいろいろあるわけですが、大きく3つについて説明をいただきました。
①はいかい高齢者SOSネットワークについて
②はいかい高齢者個人賠償責任保険事業について
③タブレットを活用した認知機能検査について
①ですが、はいかいする恐れのある高齢者等の個人情報を登録し、登録番号を付けるものです。
氏名・住所・生年月日以外にも登録者の様々な情報を番号に紐づけており、関係機関で共有されているため、
行方不明になった時には番号だけでプライバシーに配慮しながら、保護につなげられます。
関係機関は、市・地域包括支援センター・県・県警など。
登録者は309名で、毎年30人ほど増加しています。
(100名登録、70名解除といったところだそう)
その番号がついたステッカーをGPSを埋め込んだ靴につけたりもしています。
②は、①の登録者を対象にした保険事業。
市が保険者となり、個人賠償責任保険で3億円、交通事故等によるけがに50万円、入院や通院での日額をもらえる
保険、ほかに示談交渉サービスがついたものになります。
保険料は、年に1500円程度になるそうです。
市が保険者となる意味としては、確実に登録者に保険を付せ、守ることができるため。
個人だとやはり入らない人もいるからということでした。
背景としては、愛知県大府市ではいかい高齢者が電車と接触し、損害賠償を求められた事件があったことですね。
最高裁で責任はないことになりましたが。
これについては近隣でも神戸市が検討中のようです。
保険金額としてもそこまで大きくないですし、加古川市でも検討すべき案件だと思います。
③は国立長寿医療研究センターが開発したアプリで認知機能をチェックするもの。
早期の段階で認知機能の低下を把握でき、医療機関への受診勧奨や介護予防の事業紹介、生活習慣の見直し指導などに
繋がります。
一緒に運動機能のチェックも行うそう。
いきなり医療期間にいくのはハードルがありますが、市の行う事業としてなら受けてもらえるそうで、広報で告知すると
予約はいっぱいになったそうです。
認知症も早期発見すれば進行をおさえられるわけですし、超高齢社会を考えれば大切なことです。
絶対数は増加しますからね。
様々な方向からの認知症施策は進めていかねばなりません。
いろいろと参考になった視察でした。
今日は神奈川県の大和市へ。
テーマは大和市の認知症施策について。
認知症施策といってもいろいろあるわけですが、大きく3つについて説明をいただきました。
①はいかい高齢者SOSネットワークについて
②はいかい高齢者個人賠償責任保険事業について
③タブレットを活用した認知機能検査について
①ですが、はいかいする恐れのある高齢者等の個人情報を登録し、登録番号を付けるものです。
氏名・住所・生年月日以外にも登録者の様々な情報を番号に紐づけており、関係機関で共有されているため、
行方不明になった時には番号だけでプライバシーに配慮しながら、保護につなげられます。
関係機関は、市・地域包括支援センター・県・県警など。
登録者は309名で、毎年30人ほど増加しています。
(100名登録、70名解除といったところだそう)
その番号がついたステッカーをGPSを埋め込んだ靴につけたりもしています。
②は、①の登録者を対象にした保険事業。
市が保険者となり、個人賠償責任保険で3億円、交通事故等によるけがに50万円、入院や通院での日額をもらえる
保険、ほかに示談交渉サービスがついたものになります。
保険料は、年に1500円程度になるそうです。
市が保険者となる意味としては、確実に登録者に保険を付せ、守ることができるため。
個人だとやはり入らない人もいるからということでした。
背景としては、愛知県大府市ではいかい高齢者が電車と接触し、損害賠償を求められた事件があったことですね。
最高裁で責任はないことになりましたが。
これについては近隣でも神戸市が検討中のようです。
保険金額としてもそこまで大きくないですし、加古川市でも検討すべき案件だと思います。
③は国立長寿医療研究センターが開発したアプリで認知機能をチェックするもの。
早期の段階で認知機能の低下を把握でき、医療機関への受診勧奨や介護予防の事業紹介、生活習慣の見直し指導などに
繋がります。
一緒に運動機能のチェックも行うそう。
いきなり医療期間にいくのはハードルがありますが、市の行う事業としてなら受けてもらえるそうで、広報で告知すると
予約はいっぱいになったそうです。
認知症も早期発見すれば進行をおさえられるわけですし、超高齢社会を考えれば大切なことです。
絶対数は増加しますからね。
様々な方向からの認知症施策は進めていかねばなりません。
いろいろと参考になった視察でした。