東京新聞 2020年8月19日 06時00分 掲載によると、東京都が厚生労働省の定義とは異なる基準で、新型コロナウイルスの重症者数を厚労省に報告していることが分かった。厚労省は4月26日、通知を出し、都道府県に定義を伝えた。① 集中治療室(ICU)で治療、②人工呼吸器か ③人工人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を使用―のいずれかに該当すれば、新型コロナの重症者となる。
しかし都はICUで治療中でも、人工呼吸器やエクモを装着していなければ重症者に含めていない。厚労省の担当者は統一的な基準にしてほしいと話す一方、都福祉保健局の担当者は取材に「重症でなくても、ICUにコロナの患者を入れることがある。重症者数を少なくする意図はない」と説明した。今後も基準を変更しない方針という。
とのことです。どうも奇怪な話です。東京都も4月ころまではICUに入った患者を重症として数えていたはず。それを変更したために、時系列での比較も他府県との比較もできなくなってしまいました。大阪の重症者が東京の3倍というのも、この基準の違いが原因の一つである可能性があります。「重症でなくても、ICUにコロナの患者を入れることがある。」というが、その人数はどうなのか、聞いても答えない。中等症と軽症の数も発表せず、不明瞭なことこの上なしです。さらに、指摘されても改めないと言い張る。何なのでしょうか、この横柄さは。
小池知事もキャッチフレーズづくりはお得意だが、肝心のところがおざなり。どうにも油断ができません。
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