クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

(3-1)+1 瀬戸内訪問 その2

2019年06月14日 | 日記
いよいよ初使用の時期が到来したか、と胸を膨らませて携帯したものがあります。自動翻訳機です。駅構内、列車の中、訪れる場所、ホテル、何処でも外国の人はおられ英語、中国語、韓国語、スペイン語らしき言葉を耳にすることが出来ました。私達が目指した小さな島に於いてでさえその状況はありました。前述の各場所を初め他の色んな所でフリーWifiが使えるかを確認し続けました。建物内は略、全ての所でそのシステムが導入してありました。ところがです、私としては翻訳機を使うに相応しい状況に全くと云って良いほど出会いませんでした。使うには、やはり、それなりの状況が必要なのです。1度だけそれらしき条件が整いました。フェリーの中ででしたが4人用として設けられた区画にいますと老齢のご夫婦が来られました。外国の方、それも中国語を話される方であることは、それまで他の所で何度かお姿を見かけ、話されるのを耳にしていましたので分かっていました。奥様はやがて同行の人達の所へ用を足しにその場を立たれましたがご主人は残られました。私は翻訳機を取りだして日本語で録音し、同機を差し出して翻訳された文章を見て戴きました。しかし、何か怪訝な表情をされ答えは返ってきませんでした。私は「中国から来られたのですか」と録音し再び答えを待ちましたが、首を横に振られました。台湾の方だったのかも知れません。その後私は翻訳機をポケットに仕舞い込みました。相手が若い方だったらスムーズに会話に入って行けたのかも知れませんが、かなりの年齢の方でしたので、少し無理があったようにも感じています。第1弾の試みとしては失敗に終わりました。機器への録音はハッキリとした言葉で行い、発音に微妙な部分が存在する言葉は他の言葉に置き換えることや、今回のように客室に船のモーター音が漂っている場合はそれなりの対応に知恵を絞る必要があることが分かりました。

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