クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

自分で自分を疑う自分の病気

2016年05月24日 | 日記
 魚釣りで浮子や竿先を見つめている時はその人の頭の中には浮子と竿先しか存在していません。この世の中のあらゆることが消え去っています。
 今の私でその代わりになっているのは写真撮影です。通常は心臓の病に気を使い、白内障が出て来て両眼のバランスが崩れて極めて不自由な時を過ごしているのが実情ですが、それらのストレスを全く忘れ去っているときが撮影の時なのです。正に、魚釣り時の浮子と竿先の件と同様です。心臓のことも忘れ去っていますし、白内障が左目に比べて何とか軽度で収まっている右目でファインダーを覗いていますので、撮影時に病気を自覚することもありません。完全忘却です。
 撮影終了後、現実に戻りストレスに直面しますが、至福の時に浸っていた病気持ちの自分を自分で疑うことにいつもなります。