私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

魚へんにネズミで・・・

2019-12-28 22:58:34 | アート・カルチャー
2019年12月28日(土)

恒例となった「魚へんに干支」の漢字調べ。

なんせ最初の年のこと
魚へんに酉をふざけてつけてみたら、実際にあって「よみがえる」という意味だという。
しかも、さかなととりだから「さかなとり」だあっ! 
と、一人もりあがっちゃったもんで・・・

今年もチャレンジ。

干支のネズミを表す漢字は「子」と「鼠」と「鼡」の3つ。

それらに魚へんをつけて


はいっ!
3つそろいましたね。

まず①
中国漢字の簡体や繁体までも含め調べるつもりが、いきなりあった!


ボラの幼魚を表す漢字だそうだ。
確かに、ボラは成魚と幼魚ではかなり形も違うからわかる気がせんでもない。

よく似た漢字に「」もあって、これはカマス


続いて②
これが怪しい。
という漢字があって、カラスミを表してる。
下の写真は「台湾でカラスミを干してるところ」なのだが


中国・台湾では、このカラスミの色や形から「魚へんのネズミ」と書き表してるみたいなのだ。
当然ながら、日本でもカラスミの漢字のつくりはネズミを示すし
中国漢字の繁体には調べきれないほどの同義語がある。

ということで少し違うつくりだが、カラスミということで。

最後に③
これは、繁体とも簡体とも言えぬ半端なつくりで、要は見つからなかった。


ま、通して「魚へんにネズミ」はボラ関連一族としてまとめればよさそうだ。
ただし、何かいまいちパッとせんな。

ところがである。
①の漢字をバラバラに、つまり魚子にすると
俄然、著名な漢字に変化するのである。



読みが「ななこ」とカワイイ!

「え? 著名だって? わし知らんぞ?」というそこのお方
そんなことでは2020年、無事に東京オリンピックを迎えられんぞ。

ま、「ななこ」といえば
私も ♬ たぶん カナブン いい気分 🎶 関連の大手コンビニチェーンくらいしか浮かばなかったので調べた。

何と魚子紋は、「江戸切子」の基本の1つとなる紋様だったのだ。


正方形の1つ1つがピラミッドのような四角すいになるから
まるで魚のウロコのように見えるってことだろね。

これは、2020東京オリンピックのロゴマークである市松模様にも匹敵する誇るべき日本伝統の紋様なのである。

ビックリしたなあ、も~っ!

「おっ! 我が家にも江戸切子あったハズ・・・」
台所を探り出てきた、出てきた!


ありゃりゃっ! 魚子紋ないぞ!
彫りも浅いから安物やな?


ちなみに、「江戸切子の日がいつか? 君は知ってるか?」
7月5日だそうである。
7と5でななこ。
如何に魚子紋様が大切だったかもわかるじゃろ?

というわけで、来年の年賀状のデザインとして使わん手はないな!


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